赤い犯行
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解説

吉岡道夫のオリジナル・シナリオを「めす犬の賭」の若松孝二が監督した風俗ドラマ。撮影もコンビの伊東英男。

ストーリー

セールスマン水島が得意先の土屋家を訪れたとき、由布子が同居している義弟、敏夫に挑まれているのを目撃、由布子を救った。検事である由布子の夫募は、夫への義理立てのために偽証した妻を信じ、水島を傷害暴行罪で告訴した。嵐の夜、護送車から脱走した水島は許婚者明美のアパートを訪ねるが、明美は、無実を信じないばかりか、警察に密告した。傷心の水島は逃亡を企てたが由布子への復讐も考えた。忍び込んで来た怒りに満ちた水島を見て由布子は驚いた。謝まって済む問題ではない。由布子は水島と共にその逃避行に加わらざるを得なかった。そのとき、勤務中の敏夫が立ち寄った。口論するうち水島は誤まって敏夫を殺害してしまった。由布子の心に変化が起った。夫や義弟と違う、素朴な体臭と善良さを水島の中に認めた。死体を車のトランクに入れ、二人は東京を後にした。神奈川県の海岸で乗り棄てられた車から発見された死体、帰って来ぬ妻、募は刑事を動員して水島を狂気の如く追いはじめた。二人は恐怖と絶望に固く結ばれていった。ある火山口の近くにある宿で、幾日目かの朝を迎えた水島は、一人そっと宿を発った。由布子にこれ以上の迷惑はかけたくないと思ったからだ。そのとき、刑事と募の捜査の手がのびた。水島は--火口を目指して黙々と歩きつづけていた。そして火口に身を投げた。声を限りに泣き叫ぶ由布子の姿があった。...

スタッフ

監督
脚本
吉岡道夫
企画
千葉実
製作
鷲尾飛天丸
撮影
伊東英男
美術
梅沢薫
音楽
竹村次郎
録音
目黒スタジオ
照明
森康
編集
宮田二三夫
スチル
千葉実

キャスト

作品データ

製作年 1964年
製作国 日本
上映時間 91分

提供:株式会社キネマ旬報社

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