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解説

村松博雄の原作「ぼくは町医者」を「こんにちは赤ちゃん(1964 松林宗恵)」の長瀬喜伴と「続雲の上団五郎一座」の矢田良が共同で脚色「続雲の上団五郎一座」の青柳信雄が監督した社会ドラマ。撮影もコンビの安本淳。

ストーリー

「内科・産婦人科・村川医院」は医業一筋で十七代この土地に根を下している。宏が産婦人科医で、内科は父の喬の担当だ。宏は妻の由美子と相談し、一人息子の勇の為にも郊外への転居を計画しているが、毎日の多勢の診察に忙殺されていた。人工授精を頼みにくる中年婦人、家庭教師に乱暴されて、希望を失った女学生、胃潰瘍で苦しむ大工の源吉と宏はてんてこまいだ。そんなある日、階段から落ちて骨折し、脳底骨折を起した勇の友達が、治療のかいなく死亡した。医師の責任を感じた宏はノイローゼとなった。その頃、村川医院を多田幸枝とその夫が訪れた。四十になって結婚して、初めて妊娠したので子供を産みたいというのだ。宏は、体力の消耗の少い帝王切開を薦めたが、喬は年長者らしく、「子供を産む時の女性ほど美しいものはない」と自然なお産を説いた。入院して元気を取り戻した源吉とちか夫妻も「坊ちゃんの遊び場を作るまでは死んじゃあいけねえ」と、感謝の気持を由美子に話した。そんな人達の祈りの中幸枝は皆の励ましを得て、難産に打ち勝ち、見事元気な赤ちゃんを生んだ。大きな感動に身動きできない夫、幸枝の疲れきった顔にあふれる涙。夜明けの物干台に立った宏と由美子の二人は、“体内に芽生えた小さな生命が、僕をこの街から離さない、僕を信頼してくれる人のためにつくさなければ”とつぶやくのだった。...

スタッフ

監督
脚色
長瀬喜伴
矢田良
原作
村松博雄
製作
安達英三郎
青柳信雄
撮影
安本淳
美術
河東安英
音楽
宮内国郎
録音
小沼渡
照明
猪原一郎
編集
岩下広一
スチル
秦大三

キャスト

作品データ

製作年 1964年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 93分

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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