機動捜査班 裸の眼

劇場公開日:

解説

機動捜査班シリーズの第十二話。松村基生原作を「機動捜査班 東京暴力地図」の遠藤三郎と「横を向いた青春」の西田一夫が共同で脚色、「機動捜査班 群狼の街」の小杉勇が前作にひきつづき監督。撮影もコンビの松橋梅夫。

1963年製作/74分/日本
配給:日活
劇場公開日:1963年1月30日

ストーリー

帝都安全交通協会は、事故の頻発にあてこんだ悪質な示談屋だ。ここの太刀川はなかなかシッポを出さない。彼は目下一攫千金の大仕事を企んでいた。それは、暴力金融業の兵頭のところに強盗が入り、彼のノートと札束が奪われたからだ。強盗は兵頭とは顔見知りの柏木だが、悪質金融のノートを奪われたため警察に訴えるわけにいかなかった。怒った兵頭は、柏木がかつて三国の乾分だったことから、三国に金やノートを取り返すように命令した。一方柏木は、金とノートを東京駅のロッカーへ預けた直後、兵頭の娘阿里子の運転する車にハネられ病院につれこまれた。これを知った太刀川は阿里子に代って自分が車を運転していたことにして、阿里子から五十万円を受取った。その頃、意識を回復した柏木は病院を脱出、多摩川の安宿で兵頭の情婦花江と逢っていた。強盗は花江の計画だった。そこで柏木は初めて、ロッカーの鍵を落したことを知り愕然とした。阿里子の車の中に落したのだ。だが、その鍵は太刀川が持っていたが、太刀川はその鍵の意味を知っていなかった。柏木は太刀川を訪ね、鍵を返せと迫った。初めて意味を知った太刀川は、三国には柏木を引渡すからと言い、柏木には山分けしようと持ちかけ、二人を深夜の貨物駅に呼びだした。しかしいきなり三国が拳銃をぶっ放し、柏木も太刀川を狙った。怒った太刀川は二人を射殺してしまった。その足で太刀川は花江を訪ね金の在り場所を吐かせた。一方、機動捜査班も太刀川を追っていた。そして警戒網が東京駅へ張られた。太刀川と花江が東京駅に現われた。しかし二人の行き場所はもうどこにもなかった。

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