真昼の罠(1962)

劇場公開日:

解説

週刊新潮連載黒岩重吾原作を「脱出」の高岩肇が脚色、「B・G物語 易入門」の富本壮吉が監督したミステリーもの。撮影は「宝石泥棒」の小原譲治。

1962年製作/89分/日本
原題:The Midday Trap
配給:大映
劇場公開日:1962年8月19日

ストーリー

出世コースを邁進する藤悟は、ハンサムなだけに女関係も多い。目下の相手人妻霞尚子とのデートの資金を、情事と引きかえに女医の弥生に借りた。破格の海外留学が命じられた日、尚子は初めてすべてを許し、藤は今までにない愛情を覚えるのだった。だが同じ頃、弥生が何者かによって殺された。借用証から警察が藤のアリバイを求めて来た。尚子の夫は財界政界に絶大な権力を持つ怪物である。藤は、アリバイの偽証を目論んだが、見山課長と夕崎部長からなぐさめともおどしともつかぬ注意を受けた。自分の手で犯人を探そうと決意した藤は、弥生の私生活を洗った。すると見山課長が登場した。弥生から莫大な借金をして女を囲い出世街道を行く見山に、藤はデータをつきつけて対決した。見山は事実を認めたが、犯人ではないと言い張った。その矢先、藤の偽証は崩れ尚子の証言が求められた。そしてついに尚子の夫雄介から呼出された藤は、夕崎の手許から極秘書類を盗めと迫られた。追いつめられた藤は、見山に秘密を守ることを条件に書類の奪取を課した。書類は手に入った。その書類をみて藤は愕然となった。弥生の大阪の敷地が、夕崎部長の名によって、千代田金属が買うことになっていた。だがこの書類は焼却されることになっている書類だ。藤はこれを見て一切を知った。夕崎は弥生から安く買いあげて、会社に売ろうとしたのだ。その話がこじれて弥生を殺す羽目になったに違いない。藤は決然と夕崎と対決することになった。

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