八人目の敵
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八人目の敵

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解説

週刊明星連載の菊村到の原作を「若君と次男坊」の直居欽哉が脚色。「十七才の逆襲 俺は昨日の俺じゃない」の佐藤肇が監督したハード・ボイルド・タッチの推理ドラマ。撮影は「荒原牧場の決闘」の仲沢半次郎。

ストーリー

青年医師鯉沼淳がこの事件に興味を持ったのは、偶発的な出来事にめぐりあったために過ぎなかった。或る雨降りの夜、車を停めようとして駐車場に近付いた時、突然、一人の紳士がくずれるように倒れ、傍から女が逃げ出すのを目撃した。男はすでに事切れていた。鯉沼は女を捉えるとその挙動を問い訊すのだったが、怯えきった女は一言も喋らず、白い紙包を彼に手渡すといずこともなく消え去ってしまった。宿に帰った鯉沼は、間もなく、吉沢刑事の訪問を受け、女が轢死体となって発見され、遺品の中から鯉沼の名刺が出てきた事を聞かされ呆然とする。鯉沼は女から預った紙包から、不思議な内容を採録したテープをとりだし、その中に登場するファッション・モデル畑野晴美を尋ねて、例の女が元モデルの久保圭子である事を知る。鯉沼は圭子のアパートを探索してとりだした紙片からヒントを得て、ナイトクラブ「ブラック」へ赴いた。彼はそこで圭子と瓜二つの歌手笹尾ルリと知り合い、彼女に懇望されるままに、東京湾上の孤島へ行った。だがそれは罠だった。ルリの仲間、黒眼鏡の男ジョー一味の待伏せを受け、危く一命を落すところだった。彼等が心死になってテープの返却を迫った事から、鯉沼は、この事件に俄然興味を覚え、或いは圭子の死は、他殺ではないかとして、恩師である医学界の権威者石火矢博士を訪ねて事件の解明を求めたが他殺の線は出てこなかった。諦め切れない彼は、ルリを待伏せして、圭子の死体から消えた指輪と酷似のルビーの指輪を取り上げ、これを手掛りに秘かに探索をはじめた。先ず、発売元である宝石店シルバー商会を訪れ、台座に刻まれた「Lの15」の意味を尋ねた。だが店主松村宏子にすげなく追いかえされた鯉沼は、再びジョー一味の襲撃を受けた。ところが、乱斗を展開しているうちジョーが地下工事の底に転落、重傷を負い、鯉沼が自分の病院で治療してやる破目になった。ジョーは鯉沼医院の看護婦千代が、探し求めていた実妹である事を知ると愕然として立ち去った。折も折、鯉沼に好意を寄せて来訪したルリの口から「Lの15」は秘密会員クラブ、レストラン「ダイヤモンド」の高級売春婦の通し番号であり、例のテープは、クラブを訪ねた各界有名紳士を脅迫して金銭を捲き上げる為に彼等の狂態ぶりを採録したテープである事を知った。翌朝、刑事と称する男に誘いだされたルリは、男達の車にはねとばされた。鯉沼はルリの居所が何故彼等に感ずかれたのかを不審に思い、ルリをより安全な場所に匿った。鯉沼は意を決すると、石火矢博士を訪ね、共々に「ダイヤモンド」に潜入した。だがそれは、秘かに鯉沼の行動を探知していた彼等の思う壺だった。ナイトクラブ「ブラック」の支配人鈴川、シルバー商会女店主松村、そして「ダイヤモンド」の経営者大杉等が相互に連絡していたのだ。してやられた鯉沼は物置部屋にぶちこまれたが、意外にも彼等の仲間であるジョーが、やはり閉じ込められていた。「俺は裏切り者扱いにされた。誰の指し金か知らんがね」と薄く笑うジョーに、鯉沼は何か奇妙な友情を感じた。二人は一策を案じるとそこからの脱出を計った。しかし鯉沼をかばったジョーは遂に還らぬ人となった。丁度その時、かねてから内偵を進めていた吉沢刑事の率いる警官隊が雪崩れこんできた。急をつかれて逃げまどう一味。激しい拳銃戦が展開され、ほとんどのものが逮捕された。しかし首領株の大杉がいない。その時銃声が夜のビル街に轟いた。駆けつけた鯉沼達は、拳銃を手にした石火矢博士の足元に大杉が転っているのを見た。「正当防衛だ」と顔面蒼白の博士。しかし鯉沼は石火矢博士に指をつきつけるといった。「本当の首領はあんただ。自分を守る為に大杉を殺したのだ。それにルリの居所も、ジョーの裏切りも、知っていたのは俺とあんただけだった。--あんたは今でこそ立派な先生だ。しかしもとは売春婦の子供だ。売春の蒔いた種で、売春の花を咲かせようとしたんだ。」それを傍らで聞いていた松村宏子は、そっと二つのカプセルを口に含むと博士にすっと寄り添った。「鯉沼君、これが私の女房だ」と抱きすくめると二人は唇をあわせた。そしてそのまま崩れるように倒れてしまった。愕然として立ちつくす鯉沼に、薄っすらと朝陽が光を投げかけ出した。...

スタッフ

監督
脚色
直居欽哉
原作
菊村到
企画
斎藤安代
撮影
仲沢半次郎
美術
近藤照男
音楽
菊池俊輔
録音
矢島一隆
照明
入江進
編集
長沢嘉樹
スチル
鈴木敏雄

キャスト

作品データ

製作年 1961年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 84分

提供:株式会社キネマ旬報社

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