ヨットとお転婆野郎

劇場公開日:

解説

藤井重夫の原作を、「続次郎長社長と石松社員」の共同執筆者若井基成が脚色し、「青い芽の素顔」の堀池清が監督したコメディ。「舞妓の上京」の藤岡粂信が撮影した。

1961年製作/56分/日本
配給:日活
劇場公開日:1961年8月6日

ストーリー

夏が来た--大学生の阿矢子、トキコ、弘美、修らのグループは、小づかい稼ぎにアルバイトをした。阿矢子のバイトは知人の実業家渋谷の秘書。彼女の仕事は干万長者の佐々老人を渋谷の事業に協力させることだった。阿失子が老人を訪ねたことを渋谷に報告した。そばで聞いていた姉弓子の表情が急に暗くなった。二度目に佐々を訪ねた阿矢子は、またまた一蹴された。そこで辻村という青年実業家にあった。彼はオモチャを近くの託児所に寄付するのが道楽だった。彼の上京の目的は東京である女性を探すことだ。阿矢子も協力を約束した。佐々は阿矢子の熱心さにほだされ、考えなおすことにした。老人は十五年前にある事情で妻と息子を離別した。その息子というのが辻村だった。阿矢子は辻村に知らせると、彼は父のところには帰らないといった。辻村は昔、大阪のあるバーの女性と結婚しようとしたが佐々に反対された。その女性が弓子で、弓子は辻村のために身をひいたのだ。おどろいた阿矢子は弓子に辻村と結婚するようにいった。が、弓子は姿を消してしまった。阿矢子は佐々にもすべてを話した。佐々はまだ弓子を許そうとはしなかった。弓子は湘南地方のヨッテルで働いていた。辻村の説得で二人は結婚することにした。ヨッテルのマネージャーあきは佐々の後妻だった。佐々は辻村に気がねして別居していたのを、渋谷が自分のヨッテルで働かしていたのだ。あきにはみどりという佐々の子供がいた。これを知った阿矢子は一計を案じた。翌日、みどりが事故をおこしたといって、佐々をヨッテルまでよび出した。そこで阿失子、辻村、弓子、渋谷たちから、吊るし上げをくった。頑固な老人もとうとう折れた。辻村の結婚も認め、あきとみどりを家に引取り、渋谷への出資もきまった。

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