荒原牧場の決闘

劇場公開日:

解説

神波史男・小野竜之助の脚本を、「警視庁物語 不在証明 十五才の女」の島津昇一が監督したアクションもの。撮影は「逆襲の街」の仲沢半次郎。

1961年製作/90分/日本
配給:ニュー東映
劇場公開日:1961年7月15日

ストーリー

広大な荒野を八年がかりで開拓した谷川耕三は、念願の牧場に乳牛の新種ジャージーを集めることに成功した。この谷川の牧場を集落のボス西沢が乗取りを企んでいた。その頃、一人の流れ者が集落にやって来た。この男は十年前、父を何者かに暗殺され、その復讐を誓って帰って来た木島純であった。木島は谷川の隣にいる間宮の娘かおりと恋仲であった。木島は、昔、父の工場で働いていた西沢こそ犯人であると信じていた。牧場経営に専念する谷川は、間宮から借りている牛の水呑場を、西沢の脅しによって間宮に封閉され、そのあげく西沢との牛乳取引までも断絶された。谷川に想いを寄せるバー「ペーチカ」の悦子は何かと谷川を激励していた。かおりの弟新一は、父の谷川に対する仕打ちを怒り、水呑場の柵をこわして谷川を助けた。当然、間宮は西沢達のリンチを受けた。この西沢の悪事に怒った木島は殴りこみをかけるが、多勢に無勢、瀕死の重傷を負う。が、谷川に助けられ、山の炭焼き小屋にかくまわれた。かおりはそんな木島の行動をみるに忍びず、家を飛び出し後を追った。そんな時、西沢は一挙に牧場をつぶそうと谷川の牧場に火を放った。谷川は牧童を指揮して消火に奔走した。怒った木島は銃を持出して西沢を狙ったが、逆に追い込まれ山に逃げた。西沢一味は木島を追って山狩りをはじめた。戦争という悪夢のような体験を味って、二度と銃を持たぬと自分自身に誓ってきた谷川も、遂に銃をとり木島の救出を決意した。西沢一味の裏をかいて山に登った谷川は、木島とかおりを発見、銃をすてて逃げろと諭した。この時、西沢一味が現われた。拳銃戦が展開された。裏に廻った西沢は、足をふみはずし、絶叫を残して消えていった。

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