怪人まだら頭巾

劇場公開日:

解説

永登尚三のオリジナル・シナリオを、「忍術大阪城」の小野登が監督した里見浩太郎が二役で活躍する時代劇。撮影を担当したのは「水戸黄門 天下の大騒動」の脇武夫。

1961年製作/61分/日本
配給:ニュー東映
劇場公開日:1961年4月21日

ストーリー

雪路弦四郎は直参二百石の旗本で、義侠心に富んだ若者だが、放蕩無頼の徒でもあった。亡父の親友朝倉孫太夫は、娘の千絵と添わせようとするが、その放蕩ぶりに愛想をつかして破談を申し渡した。江戸市中に、麻薬患者の殺害事件が続出した。その現場からは必らず浄海院の小さな護符が発見された。弦四郎と目明しの万吉は、浄海院を洗ってみたところ、将軍家側室お咲の方の息がかかっているのを知った。また、麻薬のために殺された者たちは美船という船宿で、極楽部屋への手引きをうけ、回船問屋の備用屋、出島屋がそれぞれに絡んでいることも知った。弦四郎は美船で三日三晩飲みあかしながら、極楽部屋ヘの手引きを受けた。そこへ出島屋が現われ、紀州の材木問屋になりすましている弦四郎を極楽部屋のある浄海院の納骨堂へ案内した。極楽部屋とは、阿片の煙のなかに麻薬患者たちがうごめく、地獄絵を見るような場所だった。弦四郎は浄海院住職浄寛に正体を見破られた。弦四郎は殺されようとしたが、怪人まだら頭巾が現われた。まだら頭巾も危くなったが、脱出に成功した。お咲の方の兄典堂は麻薬の証拠を消すために浄海院を焼き払い、回船問屋を斬り殺すことを手下に命じた。まだら頭巾は、傷つけられた出島屋を証人として引渡した。麻薬患者はまだら頭巾の手によって救い出された。さらに典堂の邸に駈けつけ、彼らを倒した。麻薬事件の解決した江戸の空は、明るく澄み渡っていた。

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