新・同棲時代 愛のくらし

劇場公開日:

解説

“同棲時代”シリーズ二作目。“同棲”という不安定な愛のくらしを送り、互いに愛し合い、傷つけあう若い恋人たちを描く。脚本は「同棲時代 -今日子と次郎-」の石森史郎、監督も脚本を執筆している同作の山根成之、撮影も同作の川又昂がそれぞれ担当。

1973年製作/86分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1973年6月30日

ストーリー

夕雨子はOL、武男はイラストレーターのたまごである。二人が同棲生活を初めてから一年が経った。夕雨子の学生時代の親友・千春は、よく新婚の夫・功一を伴ってはアパートに遊びに来た。だが、世帯染み、人間が変っていく千春を見る度に、夕雨子は結婚に対しての疑問が大きくなっていった。ある日、夕雨子は妊娠したことを知った。自分たちの子供を育てていく決意を固めていた武男はそれほど慌てはしなかった。だが夕雨子は、武男に負担をかけたら、二人の愛の絆が切れてしまうことを恐れ、一人決心して堕ろしてしまった。そのことを知った武男は、怒り狂い、夕雨子をどなりつけた、「俺の子供を返してくれ!」と。突然夕雨子は激しく身をひるがえすと、庖丁を握りしめ自分の手首に刃を突き刺した。鮮血がほとばしる。「これが私たちの子供よ!」……。急の知らせに夕雨子の父が郷里からかけつけた。そして、武男の抵抗も及ばず、強引に夕雨子を連れて行った。夕雨子のいない武男の生活、アパートにはぽっかり穴があいたようだった。田舎に帰った夕雨子は、両親に進められるままに、見合いをした。だが、相手の大賀は、武男とは似ても似つかない無神経な男、夕雨子はきっぱりとこの縁談を断った。そして、日増しに武男への想いがつのるばかりだった。ある日、サンサンと照りつける太陽の下で、夕雨子は、若い農家の夫婦が、互いの肉体を求めあっている光景を目撃した。歓喜に酔いしれているその男と女の姿に、夕雨子は愛の本当の姿を見たと思った。そして、すがすがしい感動がつきあげてくるのだった。武男に会いたい、すぐにも会いたい。その頃、武男も、夕雨子とは離れられず、夕雨子の郷里へ向かっていた。夕雨子の小さな美しい眼にひとりの男がかけて来るのが映る。夕雨子の眼に嬉し涙が光る。「武男!」「夕雨子!」抱き合う二人。二人の歓喜に燃える姿は、青春の素晴しい讃歌以外の何ものでもなかった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

0.5これは…ラブストーリーの超変化球

2014年4月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

単純

高沢順子って人はその昔「お魚になったわたし」って言うフレーズで有名なCMで一躍人気が出た人だと…懐かしい。
とてもキュートでスタイルのいい人です。
しかしセリフまわしは…「暗い…」
ただ時としてドッキリする演出に驚かされる。(とても別な意味で)
ある意味貴重な映画だと思う。

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