魔犬ライナー 0011変身せよ

劇場公開日:

解説

未来都市を舞台に、父の意志を継いで宇宙人と対決する少年と、彼を助けるサイボーグ犬の活躍を描くカラー長編漫画。

1972年製作/50分/日本
配給:東映
劇場公開日:1972年7月16日

ストーリー

一九八〇年--。東海道メガロポリスの富士シティに流星雨が降ってから二、三日すぎたある日、富士山麓気象観測所の所員が原因不明の死を遂げるという事件が起った。警察当局は、単なる遭難事故としてかたずけてしまったが、ツトム少年の父、林博士だけは、宇宙人の襲撃であると発表する。しかし博士を気狂いあつかいにして誰も信じようとはしなかった。数日後、博士の邸宅に爆弾が仕掛けられた。ツトムの愛犬、クイーン、エース、ジャック、ジョーカーの四匹の犬は、動物の感でこの爆弾を発見、外に持ち出し博士とツトムを救うが、大爆発を起こしクイーンと子犬三匹が犠牲となってしまった。この爆弾は地球侵略を計るデビル星人のボス・ゴルゴスが地球襲撃説を唱える林博士の口を閉ざすためにしたことだったのである。愛犬を失い、涙を流して悲しむツトムに林博士は犠牲となった四匹の犬を再び各種の科学兵器を取りつけたサイボーグ犬として生き返らせることに成功する。一方、博士が生きていることを知ったゴルゴスは研究所を襲い博士を殺してしまった。ツトムは、父の復讐に立ち上った。サイボーグ犬四匹が一体となったライナー一号はツトムを乗せ、敵の本拠地の、白煙をふく富士の火口へと突入した。デビル星人の指令で動くマンデラス、ダニンガー、エスカルゴン等のロボットを相手に死闘を繰り展げる。このツトム少年の活躍に亡き林博士の襲来説が真実だと知った全世界は、平和な世界をとり戻すため、デビル星人の挑戦にツトム少年とともに立ち向って行くのだった。

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