のけぞる女
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のけぞる女

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解説

護送車から脱走して、死んだ夫のセックスの幻影を抱きながら、肉体ひとつで逃亡を企てる女囚の姿を描く。脚本は池田正一、監督は「女子大生の告白 赤い誘惑者」の加藤彰、撮影は「宇能鴻一郎の浮気日記」の前田米造がそれぞれ担当。

ストーリー

圭子と夫の昌三は強盗殺人を犯し、昌三はその事件で死亡、彼女は懲役二十五年の判決を受けた。二人は異常な肉欲で結ばれており、圭子の体は男の体なしでは生きてはいけなくなっていた。ある雨の日、圭子の乗った護送車が落石にあい、彼女を残して乗員は全て死んでしまった。泥まみれになり、圭子の逃亡が始まった。圭子は雑木林の中で、男女のハンターが重なりあっているのを見た。思わず体がうずいた圭子は、終ったあとのチリ紙を拾い上げ、匂いを喚いで激しく身悶えるのだった。空腹に襲われた圭子は、ある新婚の家に忍び込むと、冷蔵庫の食物を貪り食った。寝室を覗くと、若いカップルがセックスの真最中。二人の喘ぎ声に欲情した圭子は、二人を包丁で脅し、縛りあげると、下半身ムキ出しの夫の上にまたがるのだった。快楽にのぞける圭子。圭子はヒッチハイクでトラックの運転手を引っかけるが、男は彼女の肉欲にたまらず逃げ出した。圭子はマッサージ屋を装う出張売春屋に逃げ込み、そこでも、商売抜きで悶えてしまう。商売を大目に見てやることで、女を世話してもらっているデカの黒田は圭子をえらく気に入ってしまった。しかし、圭子は彼がデカと知るとその店を飛び出した。そして、圭子は自分の眼の輝きと同じものを持つ神山という男と出会う。ホテルで夫婦のように抱き合う二人。神山はホテルを抜け出すと、派出所でピストルを奪い、自分の女房を死に追いやった男を射殺した。神山は圭子のもとに戻ると、夜を徹して抱き合った。朝、警察の手がホテルまで延びてきた。逃げだす二人。袋小路で、銃声とともに、神山はバッタリ倒れた。撃ったのは黒田だった「楽しませてもらおうか」と近づく黒田に唾を吐きつける圭子。数日後、圭子は刑務所の独房にいた。木片で観音像を作り上げると、獄衣をまくり股間に突っ込んだ。「あんた……」とつぶやき、圭子はのけぞった……。...

スタッフ

監督
脚本
池田正一
企画
奥村幸士
製作
八巻晶彦
撮影
前田米造
美術
川船夏夫
音楽
甲斐八郎
録音
佐藤富士男
照明
田島武志
編集
山田真司
助監督
黒沢直輔
スチール
目黒祐司

キャスト

作品データ

製作年 1980年
製作国 日本
配給 にっかつ
上映時間 70分

提供:株式会社キネマ旬報社

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