まことちゃんのレビュー・感想・評価
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色彩だけが良い
内容は本当に凡庸。テレビアニメを4話ぶんほど連結しただけの代物で、映画的な厚みや広がりはまったくない。ギャグに関しても不条理というよりは単に原始的なものばかりで笑うに笑えない。ただ背景色彩のセンスだけは突出している。サイケデリックだがどこか落ち着きのある、それゆえにむしろ狂気に磨きのかかった独特の彩色が凡庸な中身をうまいこと糊塗してくれていた。思えばシャフトの過度に記号化された背景色彩の源流もひょっとしたらここにあるのかもしれない。そこへ岡本喜八『ジャズ大名』の終盤に出てくるピクトグラム演出が合流すれば『ぱにぽにだっしゅ!』や『化物語』の不可思議な映像世界の完成というわけだ。
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当時はとんだカップルと同時上映だった
内容はマンガ原作以上でも以下でもなかった。
公開時はまだTVアニメ化もされてなかったと記憶している。
沢田家のまことちゃんをストレートに表現したものの、過度の下品さは抑えられており、アニメ映画化した事でマンガの独特の表現も薄まって、毒にも薬にもならないものだった。
背景だけが妙に凝っていたような気がする。
作品に出てくるビチグソカップとか売ってたが、マグカップの底部分にとぐろを巻いたウ◯チがくっついており、洗う際には大変邪魔な逸品だった。
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