チリンの鈴

劇場公開日:

解説

優しい母をオオカミに殺された子ひつじが、復讐に必要な強さを手に入れるために、母の仇であるオオカミの下で修行するアニメーション。やなせたかし原作。「親子ねずみの不思議な旅」と同時上映された。

1978年製作/46分/日本
配給:ヘラルド
劇場公開日:1978年3月18日

ストーリー

小さな牧場で生まれた白くかわいい小羊は首につけた鈴の音から、チリンと呼ばれていた。羊達は平和で静かな生活を続けていたが、ある日血に飢えた狼ウォーに襲撃され、チリンの母もチリンをかばい殺されてしまう。生き残ったチリンは、復讐の念に燃えた。そしてウォーに近づき、強い動物になるための訓練を重ねる。時が経ち、チリンはもはや羊には見えないほどどう猛な怪物に育つ。そしてウォーと共に生まれた牧場を襲ったが、子をかばう母羊の姿に激しく動揺する。そして自分は羊だと言い放ち、羊を襲おうとするウォーの前に立ちふさがる。激しい格闘の末、チリンは復讐を遂げた。ウォーは自分を倒した相手がチリンだったことに満足し息を引き取る。チリンはもう一度緑の牧場で仲間達と一緒に暮したいと思ったが、異形の姿をしたチリンを仲間達はだれも受け入れようとはしなかった。独りになったチリンは山へ帰っていった。そしてウォーの孤独を実感するのだった。その後、谷間にチリンの鈴がかすかに聞こえはしたが、チリンの姿を見たものはいなかった…。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5なんとも言えない儚さ

2017年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

5、6年前に観ましたが、こんな古い作品を何故観ることになったのか覚えてません。

復讐の末寂しい状況に…、というよくある話なんですが、かわいらしいチリンが変わっていく様が、見終わった後もなんとも言えない儚さを残して行きます。

短い作品なので時間があれば是非観てほしいです。

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ジンクス
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