おやゆび姫

劇場公開日:

解説

H・C・アンデルセンの同題名の童話をもとに、手塚治虫がキャラクターデザインしたこの作品は、チューリップ国の王子のもとに向って、困難を乗り越えていくおやゆび姫の姿を描く。脚本は大藪郁子。

1978年製作/64分/日本
原題:Thumbelina
配給:東映
劇場公開日:1978年3月18日

ストーリー

あるところに、子供が欲しいと願う心優しいおばさんが住んでいた。ある夜、女神が現われ、一粒の種をおばさんに渡す。やがて、チューリップの花が咲き、そこからおやゆびほどの女の子が生まれた。その子はおやゆび姫と呼ばれるようになる。おやゆび姫は黄金虫のブンブーの背中に乗ってチューリップの花園に出かけ、そこで妖精の王子と出会う。その夜、蛙が現われ、息子のゲイコの嫁にしようと、おやゆび姫を運んでいく。しかし、妖精の王子を愛する彼女の気持ちを知ったゲイコは、姫を逃がしてやる。旅で出会ったツバメに乗っておやゆび姫は無事に王子のもとへ着き、盛大な結婚式をあげる。どんなに辛いときにも人を愛し、友情に生きることを忘れなかったおやゆび姫は、今、みんなの祝福の中に大きな幸せをつかんだのだった。

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