教室二〇五号
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解説

親と子が安心して一緒に見られる映画を、という主旨で作られたいわゆる“親子映画”の第10作目。脚本は大藪郁子、監督は「どぶ川学級」の橘祐典、撮影は山本駿がそれぞれ担当。

ストーリー

体育授業の準備中に、六年二組の物置小屋で、友一と健治がとっくみあいの喧嘩をした。足が不自由な友一は、体力のある健治には適わない。授業にも行かず物置小屋の中で泣いていた友一は、階段の下に続く地下室を発見した。そこには既に六年の洋太と二年の明の秘密の地下室となっていた。洋太は母親を失い、継母の側にたつ父親に反抗する生活の中で、成績は下がる一方だった。明は、物質欲にとりつかれたようになって働く両親の中で、ひとりぼっちのカギっ子だった。そこに、頭が良く一流コースへと母親から励まされてはいるが、足の不自由さに悩む友一と、重役の息子で、体育だけは得意で元気の良い健治が加って、四人の秘密の“教室二〇五号”が誕生した。教室ではカラ文句である「みんなの誓い」を四人は実行していく。健治が中心となり、友一に真剣に飛び箱を教え、友一は五段の飛び込しに成功する。その友一は、二年の明に算数を教え明は見事、百点満点をとった。だが、喜ぶ明を待っていたのは冷たい母親の顔で、ショックを受けた明は交通事故で死んでしまった。残った三人の心は以前にも増して強く結ばれていった。やがて、家族に対する不信感がつのった洋太と、工場の不振から、自分の進学について反目する両親の間で苦しむ友一は、遂に家出をして、教室二〇五号で夜を過ごした。二人の心の中には、明かるく前向きに生きようとする決意が生まれていた。...

スタッフ

監督
脚本
大藪郁子
原作
大石真
製作
伊藤武郎
武田敦
野原嘉一郎
撮影
山本駿
美術
横尾嘉良
音楽
いずみたく
照明
伴野功
助監督
中西幸夫

キャスト

作品データ

原題 Classroom No.205
製作年 1974年
製作国 日本
配給 共同映画
上映時間 69分

提供:株式会社キネマ旬報社

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