あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ

劇場公開日:

解説

ZIIに乗る少年を描いた青春ストーリー。『週刊少年マガジン』連載中の楠みちはる原作の同名漫画のアニメ化で、脚本は「想い出のアン」の渡辺由自、監督は「るーみっくわーるど 炎トリッパー」の高橋資祐がそれぞれ担当。

1987年製作/50分/日本
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1987年

ストーリー

横浜西高校2年の菱木研二は愛車ZIIをこよなく愛するバイク少年。ある水曜日の朝、彼は御機嫌で同級生の友美を箱根へのツーリングに誘った。峠辺りで、二人は平日だというのにライダーたちがたむろし、何かを待ち望んでいるような異様な光景を目にした。そこで知り合ったSRXに乗った大学生、早瀬順一は、彼らは一週間に一度だけここに来る、白いポルシェに乗ったその子という女の子“水曜日のシンデレラ”の出現を待っているのだと言う。その時、白いポルシェが稲妻のように疾走してきた。研二はシンデレラへの挑戦を思い立ち、早瀬から紹介されたバイクショップ、ボンバーにチューンを依頼する。だが、そこの親爺はチューンしたがらない。彼の息子はあのポルシェのチューナーで、チューン・アップした後、自らテスト・ランに出かけ箱根の峠で事故死したのだ。それが水曜日で、以来、ポルシェの持主であるシンデレラは、水曜日になると峠でバイクと競うようになったというのだ。脳天気な研二の明るさが、彼女に過去への想いを断ちきらせると信じて親爺はチューンに応じた。研二とシンデレラの激しいバトルが始まった。目指すゴールは東名御殿場インター。デッドヒートのなか、シンデレラの顔が優しいものに変わっていく。過去が断ら切れ、本来の走る喜びを感じるようになってきたのだ。その時爆走する2台の前に、突然、事故を起こした大型トラックが道路いっぱいに現れた。ハプニングから抜けだしたのは研二で、勝負は彼の勝利で終わった。

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