クララ白書 少女隊PHOON

劇場公開日:

解説

寄宿舎で過ごす三人の少女の学園生活を描く。氷室冴子原作の『クララ白書』『アグネス白書』の映画化で、脚本は鹿水晶子と、この作品で監督も手がけている「プルメリアの伝説 天国のキッス」の河崎義祐の共同執筆。撮影は同作の古山正がそれぞれ担当。

1985年製作/96分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1985年2月9日

ストーリー

14歳の桂木しのぶは、父親の転勤から家族と離れ、中・高・大を備えた女子学園の寄宿舎へ入ることになった。中等部の寄宿舎はクララ舎で、彼女は佐倉菊花、紺野蒔子と同室になる。入舎早々、三人は舎長より規則や習慣を聞かされ、朝から晩までがんじがらめの厳しさに唖然とする。トイレから入浴までが上級生絶対優先で、これを破ると番長格のドミナ玲子によるリンチが待っているという。さらに上級生が新入生に命ずる、調理室へ忍び込み全舎生45人分のドーナツッを作るというセレモニーがあった。三人はあまりの非近代性に、互いに怒りをぶちまけるものの、上級生のいびりに耐え切れず、遂にドーナッツ作りに励んだ。そして、作りあげた瞬間、舎生全員が拍手をして入ってき、「これであなた方は正式のメンバーです」と言われた三人は、安堵感に恩わず泣き出してしまう。それ以来、三人は寮生活に慣れていった。そんなある時、菊花の様子がおかしくなった。皆が寝静まった頃、毎晩、フラリと部屋を出ていくのである。しのぶと蒔子は事情を聞き出した。菊花はマンガ家志望で新人賞募集の原稿を締切に間に合わすため、文化祭の台本作りをしている上級生のアグネス舎で、夜通し書き上げているのだった。文化祭の季節になり、しのぶが演劇の準主役に大抜擢された。そして当日、主役の濃子が突然、過労からダウンしてしまった。混乱の中、蒔子が主役を演じることになり、舞台は無事終わった。この時、マンガ家になることを両親に反対されていた菊花が、原稿を出版社へ送りつけていたことがバレて、家に強制的に帰らされてしまったことがわかる。しのぶと蒔子は、菊花を弁護しようと彼女の家へ向かった。

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