私の中の娼婦
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私の中の娼婦

劇場公開日

解説

妻を失った男と、夫を亡くした女の倦怠的な関係を描く。脚本は「団地妻 ニュータウン禁猟区」の西岡琢也、監督は「のぞき」の武田一成、撮影は「お葬式」の前田米造がそれぞれ担当。

ストーリー

小さな温泉街に風呂敷包みを抱えた黒田という男がやって来た。亡くなった妻の遺言「海に骨を流して下さい」を実行しに来たのだ。妻の郁子は黒田にあき足らず、他に男をつくり、そのマンションで死んだ。黒田の泊った民宿の娘、千加は彼に関心を抱く。黒田は舟が手配されるまでの数日間、その街に滞在することにする。そして、スナックを営む桂子と知り合った。東京にいた桂子も夫を失っており、そのことを忘れるために、この町に流れて来た。桂子は男を家に引き込んでは欲望を満たしている。似た境遇の二人が関係を結ぶまでには時間がかからなかった。ある夜、千加が若者たちに犯されているとき、黒田が通りかかる。千加は表面ではツッパリながらも、内面は寂しがりやで、黒田に父に似た感情を抱く。千加は黒田の留守に風呂敷包みを開き、彼がこの町に来た訳を知り、また、今、黒田と桂子が関係していることも分った。千加は桂子に郁子の遺言を見せ、「あんたは亡くなった奥さんの代りよ」と言った。桂子は、黒田の前で郁子の遺言を読んだ。自由奔放に、女の持つ娼婦性のおもむくままに男を迎え入れる桂子の淫乱さに、黒田は郁子の面影を見た。黒田は桂子の首をつかむと絞めつけた。舟が見つかり、黒田は郁子の骨と桂子の屍を乗せ、仲に流した。黒田は舟に火を放つ。赤赤と燃える舟は沖へ沖へと流れ、小さくなっていく。浜では黒田と千加が船を見つめていた。...

スタッフ

監督
脚本
西岡琢也
企画
半沢浩
進藤貴美男
プロデューサー
結城良煕
撮影
前田米造
美術
部谷京子
録音
金沢信一
照明
木村誠作
編集
山田真司
選曲
山川繁
助監督
高橋安信
スチール
井本俊康

キャスト

作品データ

製作年 1984年
製作国 日本
配給 にっかつ
上映時間 69分

提供:株式会社キネマ旬報社

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