蘭の肉体(1984)

劇場公開日:

解説

奔放に生きる女と、彼女に翻弄される男たちを描く。脚本は「女高生 恥ずかしい瞬間」の鹿水晶子、監督は「団地妻 ニュータウン禁猟区」の西村昭五郎、撮影も同作の山崎善弘がそれぞれ担当。

1984年製作/67分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1984年9月29日

ストーリー

23歳の坂田アキは部下の芳夫を連れて、ある団地に住む男のところにサラ金の取りたてに行った。アキは、芳夫の兄費分である恋人のカズのために働いているのだ。芳夫がメチャメチャに殴りつけると、男は窓から飛び降り自殺をしてしまう。団地の主婦が集まり、パトカーのサイレンも聴こえ、アキは半開きのドアの部屋にかけ込んだ。部屋の住人、ガードマンのヒロシはびっくりするが、アキはヒロシの唇を吸った。この出会いがヒロシの平凡な人生を大きく狂わすのだった。野獣のようなアキの目つきに魅了されたヒロシは、彼女を押し倒すと、中へ押し入っていった。一方、カズには直美という女がおり、アキと天秤に掛けている。数日後、アキは直美への嫉妬からヒロシを電話で呼び出し、二度目の関係を結ぶ。しかし、アキはヒロシの前でカズと体を重ねたりし、それがヒロシには耐えられなかった。カズは組から3千方の取りたてをまかされ、集金のメドが立たず、アキに金の工面を頼む。アキはヒロシを誘って警備するスーパーを襲い、売り上げ3千万円を奪う。芳夫の運転する車の後席で、二人は激しく唇を重ねた。盗んだ金を持って部屋に戻ると、カズは指名手配のヒロシを追い出そうとする。カズはヒロシをかばうアキを犯そうとする。そして、ナイフを待ったカズとヒロシがもみ合いとなり、カズの方が倒れ、息絶えてしまう。二人は都内のアパートに潜伏するが、平凡な毎日に耐え切れないアキはディスコで知り合った男を部屋に連れ込み関係する。ヒロシは“お前のおかげで金を盗み、人まで殺してしまった”とアキをののしる。そんな二人の部屋に芳夫がやってきた。アキは弟のような芳夫の涙を口でぬぐってやると、股間に顔をうずめるのだった。芳夫は昔からアキを愛していた。そんなアキの背中にヒロシがナイフを突き刺した。逃げまどう芳夫。息絶えていくアキの唇がふっと微笑む。ヒロシはいつまでもアキの頬を撫で続けていた。

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