春画

劇場公開日:

解説

空巣に入った落ちぶれた元ボクサーと、その家の人妻の関係を描く。西村望の同名小説の映画化で、脚本は「丑三つの村」の西岡琢也、監督は「あんねの子守唄」の西村昭五郎、撮影は「赤いスキャンダル 情事」の山崎善弘がそれぞれ担当。

1983年製作/73分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1983年3月11日

ストーリー

落ちぶれ果てた元ボクサーの和夫は、当座のしのぎに空巣に入った。和夫はタンスの中にあった春画に魅せられるが、隣室に人の気配を感じ、障子を開けると、人妻、京子の寝乱れた姿があり、犯そうとするが失敗に終り、春画を持って逃げだした。京子は、夫、義之に昼の出来事を話さなかった。京子は以前にもレイプされたことがあるが、弁護士として社会的地位のある義之は世間体を考え、事件を隠ぺいした。京子は今回も夫は同じ態度を取ると思ったのだ。翌日、和夫はまた空巣に入り、その家の人妻、美代を犯しはずみで殺してしまった。逃げだした和夫は、街で京子を見つけると、後を追い、家に入ると居候させてくれと言った。その夜、義之が帰宅すると、京子と和夫が食事をしており、彼女は「下宿させます」と話した。その晩、隣室で絡み合う喘ぎ声で目覚めた和夫は、二人の寝室を覗いた。義之は春画を見ながら京子にインサートしている。春画がないと勃起しないのだ。義之は和夫に気がつくと、見せつけるように京子の股間を和夫の方に向けて拡げて見せた。数日後、和夫は義之が康子という愛人をマンションにかこっている事実をつきとめ、スキャンダルをネタに春画一枚五十万円で引き取れと脅迫する。しかし、和夫につきまとわれることを憂えた義之は、京子にすべてを精算したいと離婚届の用紙を手渡した。今さらながら義之の仕打ちに怒る京子は、金のことしか頭にない和夫をラブホテルに誘い、体を貧り合った後、義之の殺害をけしかける。頭に血がのぼった和夫は義之のマンションに追しかけ、殴り殺してしまう。その頃、京子はサインした離婚届を呆然と見つめていた。

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