未亡人の寝室

劇場公開日:

解説

地方の旅館へ創作に出かけた老小説家と編集者が出逢った、宿を切り盛りする美しい未亡人との不思議な出来事を描く。脚本は「のけぞる女」の池田正一、監督は「スケバンマフィア -恥辱-」の斉藤信幸、撮影は杉本一海がそれぞれ担当。

1981年製作/66分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1981年6月26日

ストーリー

老いて車椅子の人となる老小説家の新庄は、看護婦のユミコ、出版社の坂井を伴って地方の旅館で創作に取り組もうとしていた。宿は未亡人の礼子と、弟、正秋の妻、茜の二人の女に切り盛りされていた。礼子の夫は自殺しており、正秋は蒸発していた。新庄は礼子の美しさと、謎めいた暗い過去に、一目で魅せられてしまった。宿には「開かずの間」があり、毎夕、六時頃になると、妖しげな物音が聞こえてくる。ある日、茜の実兄、賢吉がやって来て、妹に正秋を諦めて再婚を説得する。頑な茜の姿勢に、礼子と妹はレズビアンだと疑った賢吉は、調査するとばかり、礼子を犯した。現場を目撃した坂井は、翌日、礼子に誘惑され体を重ねた。彼女は「体の中に熱く濁った血が流れているの」と呟く。礼子には挙動不審な点が多かった。ある日も、坂井を開かずの間に導くと、もののけに取り付かれたように坂井にのしかかった。彼女は夫ばかりか、昔の恋人も自殺したこと、そして、彼らが毎夕、生命を取り戻そうと私を開かずの間に呼ぶのだと話す。その晩、正秋が戻ってきた。幼い頃からの礼子と正秋の近親相姦に耐えられなくなった彼女は、死んだ夫が生命を取り戻しに来ると妄想を抱くようになったと言う。数日後、礼子の夫の三回忌の供養が行なわれた。その夜、車椅子に新庄の姿がいないのに気づいた坂井は、恐る恐る開かずの間を覗くと、喪服の裾を開いた礼子の股間に、新庄が這い寄っていた。新庄の一物を口に含み、エレクトしたそれを股間に収めると、礼子は大きく腰をグラインドする。新庄の部屋で物音がするので戻った坂井は、そこに、男性自身をエレクトさせたまま横たわり、死んでいる新庄を見つけた。慌てて開かずの間に坂井が駆けつけると、喪服を割ってむき出しの股間から愛液をしたたらせている礼子の姿があった。

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