鉄の大地 銅の空
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鉄の大地 銅の空

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解説

ノーベル賞候補作家として知られるトルコの作家ヤシャル・ケマルの同名小説を映画化。都会の商人に搾取される貧しい農民たちを通し、人間の基本的な願望や行動を叙情的に描いた作品。監督・脚本・音楽は「霧」の監督ズルフュ・リヴァネリで本作が処女作となる。彼はトルコの国民的作曲家、舞台演出家、作家としても知られている。製作は「夢の涯てまでも」のヴィム・ヴェンダース。撮影は「ドイツ・青ざめた母」「霧」のユルゲン・ユルゲス。美術はグレル・ヨンタン。編集はベティーナ・ボーラー。録音はロタール・マンケウィッツが担当。カンヌ映画祭“ある視点”部門出品作品。

ストーリー

貧しく小さな寒村、村人たちは不当な封建制のもと綿栽培に従事させられ、また凍てつく厳しい寒さで苦しい生活を強いられていた。ここには毎年、債権者である町の裕福な商人がやってきて、村人たちから何もかも没収していってしまうのだ。とうとう収穫が底をつき、その上、村長(ヤヴセル・チェティンカイ)の卑劣な企みで、村人たちは多額の負債を返済することができなくなる。村人のうち、“石頭”と呼ばれているタシバシ(ルトカイ・アジズ)は村長に翻弄されず、二人の間には対立関係が生まれた。そんな時、村のあちこちで不可思議な出来事が起こったため、村人はタシバシこそ、自分たちを救ってくれるメシア(救世主)だと信じるようになる。タシバシは当惑するが、彼のもとには病人や障害者たちが祈りを捧げに次々と集まってくる。村長は自分の権力が衰え始めていると感じ激怒、タシバシを当局に告発した。憲兵たちが村へやってきて、タシバシを逮捕しようとする。タシバシは正装してそれを待つ。雪の降る中、彼の家の周りには彼をメシアと信じる村人たちが集まって事のなりゆきをじっと見守っている。その中には村長の姿もあった。「今後、決して村長と口をきくな。村長だけでなく彼の家族とも……。口をきいたものはきっと呪われるだろう」と言い残し連れ去られていくタシバシ。村長の周りからは、一人また一人と村人たちが去っていく。最後の一人が消え去ると、村長はその場にひざまづき、くずれおちた。...

作品データ

原題 Yer Demir Gok Bakir
製作年 1987年
製作国 トルコ
配給 巴里映画

提供:株式会社キネマ旬報社

受賞歴

第40回 カンヌ国際映画祭(1987年)

出品
ある視点部門
出品作品 ズルフュ・リバネリ
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