嘘つきヤコブ
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嘘つきヤコブ

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解説

ポーランドのユダヤ人ゲットーを舞台に、ゲットーからの解放という嘘をどんどんふくらませていく男の姿を描く寓話的なドラマ。監督はフランク・バイヤーで、ユーレク・ベッカーの脚本をゲルト・ゲリッケが脚色。主演のブラスティミール・ブロドスキーは75年ベルリン映画祭で男優演技賞を受賞。特集上映の東西ドイツ名画傑作選において公開された。

ストーリー

第二次大戦下の1943年。戦前はレストランの主人として優雅な暮らしを送っていたヤコブ(ヴラスティミール・ブロドスキー)がゲットーの見張り所の近くで、ソ連軍の進撃を伝えるラジオのニュースを耳にする。それはゲットーの中の人々にとっては唯一希望を託せるものだった。ヤコブはそのニュースをみんなに伝える時、見張り所のラジオを聞いたとは言わず禁制のラジオを自分が持っていると嘘をついてしまう。この日から人々はヤコブから日々のニュースを聞きたがり、ヤコブとしてもいまさら嘘とは言えず作り話をして解放の日が近いことを知らせ、みんなを有頂天にさせた。こうしてヤコブの嘘はどんどん広がっていく。ある時、ヤコブは一人の少女にラジオの口調を真似てひとつの童話を話した。空に浮かぶ雲が欲しいと王女が言い、困り果てた周囲の人が考えあぐねた末、雲の形をした綿を持ってくる。これで王女は満足したというものだが、この嘘の雲こそヤコブ自身の嘘にほかならなかった。結局ソ連軍は進行して来ず、やがて全員が強制収容所送りとなってしまう。...

作品データ

原題 Jakob der Lugner
製作年 1975年
製作国 東ドイツ
配給 大映インターナショナル

提供:株式会社キネマ旬報社

受賞歴

第49回 アカデミー賞(1977年)

ノミネート
外国語映画賞  

第25回 ベルリン国際映画祭(1975年)

ノミネート
銀熊賞(最優秀男優賞) ブラスティミール・ブロドスキー

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