高速度珍婚双紙
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解説

ヴィクター・ケンダル氏及びレックス・テイラー氏合作のストーリーからハリー・ラクマン氏が監督したもので、主演者は「ピカデリィ」「一九四〇年」のジェームソン・トーマス氏と「高速度珍婚膝栗毛」のモンティ・バンクス氏で、他にエステル・ブロディ嬢、アネット・ベンソン嬢、ジョージ・ギー氏等が助演している。(無声)

ストーリー

法律の書類よりも女の足の方に造詣が深いという弁護士アンリ・モナールは、ある日ガビー・ルグランというレヴュー女優の訪問を受ける。彼女は良人と離婚の手続きをとって貰いたいとモナールに頼む。翌朝モナールは結婚記念日を忘れたことから細君エレン機嫌を損ね、命からがら事務所へ逃げ出す。エレンは腹立たしさの余り自動車で遊びに出かけるが憤激の余勢はついに車を衝突させてしまう。ぶつけられた相手というのはマックスという小男で、恭しく彼女を自宅へ送り届ける。モナールはガビーの家を訪れ色々と相談の結果、意気投合し2人でドーヴィルの避暑地へ出かけようということに話がまとまる。この時ふとしたキッカケからエレンとマックスはガビーの家を訪れることになる。ガビーは非常に喜びエレンとマックスを夫婦と思い込み避暑地ドーヴィルへの同行を求める。翌朝モナールとエレンは共にこの週末に旅行すると言い出す。ところが出発の朝モナールは、仕事の都合から一足遅れ、ガビーはエレンと先に避暑地へ乗り込む。マックスも後から車を飛ばして赴く途中、一人の男が車の乗せてくれと言う。早速車に乗せて事の次第を尋ねると、この男、外国から帰って来たばかりだが、女房がほかの男とドーヴィルに行った事を聞き込み、探し出して撃ち殺してしまうのだ、と盛んに射撃の練習をしている。マックスはてっきりこれがエレンの良人だと思い込み慄え上がってそのままホテルに到着する。果たせるかなガビーの亭主、向こう見ずのルグランの驚天動地の大活躍により珍妙な事件が続出し、大騒動の後ガビーも亭主ルグランが金持ちとなって帰って来たことを知り、離婚を取り消し仲直りが成立した。モナールもエレンと共に和解してけりがついた。そして小男マックスのみは一人悄然と取り残されて哀れをとどめたのであった。...

作品データ

原題 Week-End Wives
製作年 1929年
製作国 イギリス

提供:株式会社キネマ旬報社

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