菊豆
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解説

1920年代の中国を舞台に、年老いた染物屋の主人のもとに嫁いだ女性の苛酷な運命を描くドラマ。監督は「紅いコーリャン」の張藝謀と楊鳳良、原作・脚本は劉恒、撮影は顧長衛と楊輪が担当。出演は鞏俐、季保田ほか。

ストーリー

大金を積まれて50歳を過ぎた染物屋の楊金山(李緯)のもとに嫁いだ菊豆(鞏俐)は、ある日彼の甥の天青(李保田)が、自分の入浴姿を覗き見ていることを知る。天青は、菊豆の体が金山から受けた折檻の傷だらけなのに心を痛め、一方の菊豆も彼に想いを寄せてゆく。そしてロバの病気で金山が家に戻れなくなった翌日、ふたりは結ばれる。翌年、菊豆は天青の子供を産むが、それを知らない金山は自分の子供と思い、天白と名付け可愛いがる。そんな折、突然金山が中風で倒れ、半身不髄となった。菊豆は天青と新婚同然の睦まじい生活を始め、挙句に身動きのとれない金山に、天白は天青との子供であることを告げるのだった。やがて天白(張毅)は3歳になったが、言葉を喋らず、笑いもしなかった。ある夜菊豆は、家に火を放とうとしている金山を見つけ、彼への復讐を宣言する。赤子桶に入れられた金山は、天白への殺意を募られるが、その時彼から「お父さん」と呼びかけられ、金山は一転父親の愛情で満たされるのだった。そしてこれによって、以後菊豆と天青は秘かに愛しあわなければならなくなる。そんなある日、作業場で天白と遊んでいた金山は、誤まって染料穴にはまり込み、溺死する。それを見て天白は、生まれて初めて笑うのだった。それから10年後、天白(鄭建)は一向に天青になつかなった。菊豆、天青、そして天白の3人の混沌としたそれぞれの思いの中で、ある日天白は、地下蔵で抱きあっている菊豆と天青を目撃する。その時ふたりはすでに意識がなく、菊豆を抱きベッドへ寝かせた天白は、天青を担ぎ染料穴へ投げ入れた後、太い薪を天青に向って振りおろすのだった。意識を取り戻した菊豆は、この光景に愕然とする。そして菊豆は、干し場を埋めている染布に火を放つのだった。...

キャスト

作品データ

原題 菊豆
製作年 1990年
製作国 中国・日本合作
配給 大映
上映時間 95分

提供:株式会社キネマ旬報社

DVD・ブルーレイ

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