娘に限って

解説

ハンガリーの作家カルマー・ツァトウの原作戯曲から、レヴュウ映画をお得意としているハンス・H・ツェルレットが映画的に大変改を加えて脚色し、監督したもので、何時の時代にも、何処にも起る、娘の教育と道徳性とをテーマとした一種の風刺劇である。主演の娘リザはゲラルディーネ・カッツ、父をラルフ・ロバート、母をエリカ・テルマン、青年をヴォルフガング・クラインが演じ、レオ・フュックスが作曲を、ゲオルグ・ブルックナーが撮影を、エリッヒ・ツェルウォンスキーが舞台装置を、それぞれ担当し、外にロルフ・ワンカ、クリステル・キルヒ、ルドルフ・プラッテ、エレン・ヒル等が助演している。

1940年製作/ドイツ
原題:Meine Tochter tut das nicht

ストーリー

時代の流れに気付かず娘を盲愛している老判事が、うちの娘に限ってそんな事はあるまいと放任して置く中に軽薄な近代な風潮に染り、気が付いたときは飛んでもない破目に堕入ろうとし、危ないところを救われる。

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