運命に直面して

解説

スパイ小説を得意とするシャルル・ロベール・デュマの原作を、アルフレッド・マシャールの脚色、ジャン・デ・ヴァリエールの台詞によって、アンリ・フェスクールが監督した。俳優ではジャン・マックスの他、ジュール・ベリー(外国人部隊の兵士に扮す)、マルグリット・ピエリー、ロベール・ピザーニ、ジョスリーヌ・ガエル、ローラ・ノルマン、ミハレスコ、ミティル・フランシア、アキスタパースなどの出演。撮影はアンリ・バレーイール、装置はブークサン、音楽はジャン・ルノワール。

1940年製作/フランス
原題:Face au Destin

ストーリー

会計係をしているジョルジュ(ジョルジュ・リゴー)は売子のガビ(ガビ・シルヴィア)と或る夜、大尽きどりで遊びたくなり、男はスモーキング、女は店の夜会服を着て一流のレストランに出かける。だが思わぬ事から女の夜会服の高価な宝石が紛失し、ジョルジュはその弁償金を得るために盗みを働く。二年前の刑期の後、出獄したジョルジュはモロッコの外国人部隊に身を投じて、今は外国人と結婚しているガビに再会する。この外国人はドイツのスパイ(ジャン・マックス)であった。そしてここにもつれが生じるが、結局スパイはジョルジュの身にかかった嫌疑をはらして処刑され、恋人同士は相抱く。

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