ボートの八人娘
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ボートの八人娘

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解説

「秋の女性」と同じく監督エリッヒ・ワシュネック、脚色フランツ・ウィンターシュタインのスタッフで作られた映画。撮影は「泣き笑ひの人生」「カラマゾフの兄弟」のフリーデル・ベーン・グルントが当った。原作はヘルムート・ブランディスの執筆。主演女優は新人カリン・ハルトで、「恋の日曜日」のアリ・ギトー、「銀嶺征服」「愛国者」のテオドル・ロース、新人ヘルムート・キオンカ、ハインツ・ゲデッケ等が助演している。

ストーリー

クリスタも年頃の乙女だ。幼い頃に母親に別れたので、父親は女親を失った愛娘がひとしお燐らしく思い、再婚もしないでクリスタの養育に心を傾けた。その丹誠の甲斐あってか彼女はすくすくと若木のように健康に生い育って、女学校での成績も良く、ベルリン郊外のワンゼー湖畔に合宿してボートレースの練習にも励んだ。彼女は整調を漕いでいた。合宿の友達もクリスタを愛し、好意を寄せている。監督のハンナは厳格だったけれどもクリスタを可愛いがって呉れる。彼女は合宿では一番の幸福な娘である筈だ。しかしクリスタは学期試験を明日に控えて心が重い。成績の優等な彼女はいつもなら試験なんか怖くはない筈だ。だが、練習の余暇をぬすんでハンスと二人で湖畔の木陰に腰を下した今、クリスタは頼もしげなハンスの横顔を眺めて楽しい未来を空想に描くことは到底出来ない事だった。彼女の小さい胸は震え怖えているのだ。クリスタとハンスとの愛の結晶が彼女の胎内に息づいているのだ。それを思えば試験準備も出来ないのだった。今、クリスタはハンスに事実を打明けた。ハンスは驚き、怖れた。途方に暮れた。翌日の試験は優等生のクリスタとは思えない滅茶々々な答案だった。彼女は落第したのだった。しかし優しい父親は打沈んでいるクリスタを、ただ試験に落ちたためと考えて慰さめた。その夜クリスタは恐ろしい夢を見た--あの事がみんなに知れて了ったのだ。お父さまも、監督のハンナも、合宿の友達も、試験場で見た先生達も、自分を可愛がって呉れる人人がみんな、自分を相手にして呉れない。傍に寄るとみんなそっぽを向くのだ。白い眼で彼女を見るのである--。クリスタは転々と寝返りをして眠れない夜を明かした。翌る日の練習にも彼女は身が入らなかった。夜、彼女はハンスと会って相談したかった。ハンナの寝息を窺って合宿を抜出した。ハンスと二人でビアガーテンに行き憂さ晴らしの酒を飲んだ。ダンスをした。ハンナは彼女を待って居た。ハンナに叱られるとクリスタは悲しくも腹立たしかった。翌日クリスタはハンスとベルリンの街を歩いた。ハンスの友達の医者の許を訪れた。けれども冷い手術台に寝かされ、光るメスを見た瞬間彼女は夢中で逃出した。何事も知らないハンナのクリスタに課する練習は苛酷だった。立上る気力も失った彼女は遂に堪え切れず「妾し妊娠してるのよ」と叫んだ。みんなが白い眼をして相手にしまいと思ったのはクリスタの思い過ぎだった。ハンナ始め友達はクリスタの胎内の小さい生命を護ろうと決心したのだ。けれどもクリスタの父親は、クリスタの愛人のハンスは彼女達の手からクリスタを奪い去った。花嫁となる嬉しさを包み切れぬげなクリスタの後姿を見送る娘達を励ます様にハンナは真先に水の中に跳込んだのであった。...

作品データ

原題 8 Madels im Boot
製作年 1932年
製作国 ドイツ

提供:株式会社キネマ旬報社

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