山猫娘

解説

探偵趣味に充ちた事件が起きて、それに裏町の風変りな娘が絡むという、一時代前良く見かけたスタイルの映画。脚色はアイリス・ノース女史、監督はハンス・シュタインホフ。野生的で奔放な娘、ポリーにメーベル・プールトンが扮している。(無声)

1929年製作/イギリス
原題:The Alley Cat

ストーリー

富豪コリン氏殺人事件の嫌疑をうけて青年ジミーは、ポリーにかくまわれていた。ポリーは貧民窟に育って天性無邪気、しかも侠気に富んでいた。ポリーは無頼漢ベックの魔手から名女優を救ってやったので、そのお礼としてオリンピア劇場に傭われる事になる。青年はそれを知ると、小唄を一つ作曲してやるがその小唄の筆蹟から青年が新進作曲家のジミー・ライスで、守銭奴コリンのために財産を横領され、失意のうちに放浪していたことが知れてしまう。無頼漢ベック一味はジミーをコリン殺人犯人として警察へ訴え出る。けれどポリーはジミーの身を案じてうまく逃がしてやった。ジミーはオリンピア劇場のために作曲し、大成功を得る。一方警察の手は愈々延びたが、コリンの常用巻煙草が口をきいて、ベックが真犯人であることが判明した。ジミーのおかげでオリンピア劇場は大成功である。その祝宴酣なる時、青天白日の身となったジミーと幸福にひたるポリーの婚約が発表される。

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