ニーベルンゲン ジークフリードのレビュー・感想・評価

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4.5冒険ファンタジーや英雄物語が好きな人は必見!

2013年9月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

興奮

フリッツ・ラング監督による1924年の作品。
元はドイツの伝説的叙事詩。日本で例えるなら、ヤマトタケルの物語と言った所。
総5時間にも及ぶ超大作で、サイレント期の名作としても映画史に名を刻まれている。

有名な話だからとか、名作だからとかではなく、この映画は単純に面白い!

竜の血を浴び不死身となったジークフリートが、数奇な運命に翻弄され、唯一の弱点を突かれ絶命するまで。(前編はここで終了)

不死身の主人公の英雄譚。
竜の血を浴びたら不死身になる、姿を消したり変身出来る頭巾、剣や財宝などのファンタジー性。
冒険ファンタジーや英雄物語が好きな人は必見!
あらゆるファンタジーの原点がここにある。(あの「指輪物語」にも影響を与えたとか)

だけど一番の見所は、物語そのものと言えよう。
妬み、策略、裏切り…。
登場人物たちが織り成すドラマにいつしか引き込まれてしまっていた。

全く粗が無い訳ではない。
不死身の英雄ジークフリートだが、それを証明する見せ場が無い。
常に事態を悪い方向へ導いてしまうクリームヒルト姫が困ったちゃん。

でも、それらを考慮した上でも、充分面白い!

愛するジークフリートを奪われたクリームヒルトは…!?
後編へ!

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近大