倫敦の秘密

解説

「シャーロック・ホームズ」を作ったイギリスストール社の作品で、二巻で一つ宛の物語がまとめられて居る探偵活劇である。原作はストーリー・テラ誌及びニウ・マガジーン誌に載せられたサックス・ローマー氏作の物語で、之をA・E・コールビー氏が監督製作したものである。主役フー・マンチュー博士にはエイガー・ライオンス氏、ネイランド・スミス探偵にはフレッド・ポール氏が扮し、ジョアン・クラークスン嬢がカラマネーと云う女賊に扮して妖艶な姿を見せる。(無声、十五篇)

イギリス
原題:The Mystery of Dr. Fu-Manchu

ストーリー

第一篇略筋--北京に於いてイギリス及び中国官憲から最近東洋方面の事情に精通した知名の人々をロンドンで殺害する犯人フー・マンチュー博士の捕縛を依頼されたネイランド・スミス探偵は急ぎロンドンへ向かった。彼は旧友ペトリー医師の助力を得て兇悪なるフー・マンチュー捕縛に尽力する。クライトン・デイヴィー卿が危険なる事を知って、二人がその邸へ向かったが、時既に遅く卿は悲惨な最後を遂げて居た。死体の傍に怪しき香りのする封筒が発見された。之は卿が死ぬ五分前に使いの者によって届けられたものである。スミスはその封筒を持って帰宅した。彼の寝室の窓から怪しきインド人は毒虫を放った。机の上に置かれた封筒の香を求めて毒虫は徐々に進んで来た。スミスは其の毒虫を殺してデイヴィー卿の殺された原因を確かめ得た。斯くして探偵対兇賊の大争闘の幕は切って落とされる。

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