甘い暴力
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解説

ジャック・オゥカントのオリジナル・ストーリーをマックス・ペカスとG・M・ダバが脚色し「青いけだもの」のペカスが監督した十代の生態を描いた映画。撮影は「墓にツバをかけろ」のマルク・フォサール、音楽はジョルジュ・ガルヴァランツが担当。出演者は「危険なデイト」のピエール・ブリス、「ラブ・ハント講座」のエルケ・ソマー、新人クリスチャン・ペジー、ヴィットリア・プラーダなど。製作はジョエル・リフシュッツ。

ストーリー

ハイティーンの若者、オリヴィエ・マソン(クリスチャン・ペジー)は、青春時代に誰しもが経験する理由のないいらだちに充たされない時間を送っていた。ある日、彼は南仏のニースにやって来た。そしてここで美しい娘バルバラを知り、愛し合うようになった。が、もっと刺激を求めるオリヴィエは、〈黄金のジャンパー〉というグループに入った。このグループはニースの上流階級の息子や娘達が集り、無軌道な遊びにふける集団だった。リーダー格はメートル(ピエール・ブリス)という理知的な青年だった。グループにはまた、山猫のような肢体の美しいエルケ(エルケ・ソマー)がいた。ある夜グループは豪華なヨット〈甘い暴力〉号に乗り込み、ダンスに興じたり、ペッティングし合ったりして騒いだ。そんな中でオリヴィエは、エルケを愛し始めていた。パーティが最高潮に達した時、〈甘い暴力〉号は突然火を吹き出した。一同は、ボートに飛び移った。が、彼女のいないのに気づいたオリヴィエとメートルはヨットに戻り、エルケを救い出した。それを契機としてエルケもオリヴィエを愛すようになった。そんな二人を見たメートルは、面白くなかった。彼女とは以前から肉体関係があったからだ。ある夜、ついにメートルはオリヴィエに挑戦を申し込んだ。工事用の器材を持ち上げる上昇機二台にそれぞれ眼かくしをしたオリヴィエとメートルが乗っかり、号令とともに上昇機を空中高く巻き上げさせ、途中建築中のビルに飛び移るという危険な勝負だ。オリヴィエとメートルは上昇機に眼かくしで立った。号令でメートルはビルの窓に飛び込んだ。次はオリヴィエの番だ。オリヴィエは、危く真下へ墜落するところだったが、ようやく指先きだけで窓枠を掴んだ。その時、そのオリヴィエを救ったのはメートルだった。オリヴィエはバルバラのもとへ戻った。そして、真面目な生活を送ろうと決心していた。...

作品データ

原題 Douce Violence
製作年 1963年
製作国 フランス
配給 イタリフィルム

提供:株式会社キネマ旬報社

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