大強盗団

劇場公開日:

解説

デリー・クインの脚本をイギリス映画界の老練シリル・フランケルが監督したスリラー・アクション。撮影は「ふたりだけの窓」のハリー・ワックスマン、音楽はピーター・トーマスが担当した。出演は「サハリ!」のスチュワート・グレンジャー、「トマシーナの三つの生命」のスーザン・ハンプシャー、新人ソフィー・アルディほか。製作に当ったのはデンマーク映画界のプレベン・フィリップセンとホルスト・ヴェンドランドの二人で、製作プロダクションはイギリスであるが、実質的には、デンマークとの合作である。

1967年製作/イギリス
原題:The Trygon Factor
配給:松竹映配
劇場公開日:1968年4月7日

ストーリー

スコットランド・ヤードの腕ききの刑事が租税に関する調査のため、エンバーディ・ホールにやってきた。エンバーディ・ホールとは、昔、領主の屋敷だった荘園で、その近くに陶器を作るので有名なビジランド修道会の尼僧たちのいる教会があった。その地で刑事は奇怪なことを耳に入れた。というのは、この教会が、ロンドンで数々の強盗事件をおこしたギャングたちの総司令部になっているというのだ。間もなく、この刑事の死体が発見された。そこでスコットランド・ヤードのクーパー・スミス副局長(S・グレンジャー)が本格的に乗りだし、捜査にあたった。刑事の死因は窒息死だった。犯行の場所は、どうやら教会の中らしい。ところで、この教会の尼僧院はリビアという精力的な老婦人によって管理されていた。彼女にはトルーディ(S・ハンプシャー)という美しい娘と、低能に近い息子のルークがいる。一方、クーパー・スミスの捜査は、一向にはかどらないばかりか、第二の殺人が起った。殺された刑事にニュースを提供した女性である。クーパー・スミスは、ひとり、尼僧院にしのびこんだ。そして、尼僧院長は、世間には誠実なブローカーとして通っている商人と結婚しており、ギャング団が盗んだ宝石類は、尼僧院で作っている陶器に入れて、商人の手で外国に持ち出されていることを知った。この秘密が発覚しそうになったことを知ったリビアは、自分たちの仲間を、情容赦なく、次々と殺していった。そして、クーパー・スミスも死に直面したが、その時、スコットランド・ヤードの警官隊が尼僧院を急襲した。かくして、リビアと、その一味の尼僧たちは、すべて捕えられたのである。

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