反逆(1951)

劇場公開日:

解説

「戦慄の七日間」で、双生児兄弟ジョンを助けて製作・脚本を担当したロイ・ブールティングが自ら監督・脚色を行ったドキュメンタリ的なメロドラマ一九五一年度作品。脚本の協力者は「戦慄の七日間」のフランク・ハーヴェイ。撮影ギルバート・テイラー、音楽のジョン・アディソン、主演のアンドレ・モレルやジョーン・ヒックソンらは、いずれも「戦慄の七日間」と同様である。出演者は他に「キャプテン・ボイコット」のリアム・レッドモンド、アンソニー・ブッシェル、ケネス・グリフィスら。

1951年製作/イギリス
原題:High Treason
配給:BCFC=NCC
劇場公開日:1952年10月18日

ストーリー

極東に向けて爆薬や武器を運ぶ軍用船が、ロンドン出港の真際に爆発・沈没した。スコットランド・ヤードのロバート・ブレナン(L・レッドモンド)は、陸軍のエリオット少佐(A・ブッシェル)と協同して調査するうち、これが反国家的な地下結社のサボタージュ活動であることを知り、荷揚人足のウィリアムズという男に先ず目星をつけた。ウィリアムズは警察に狙われていることに気付き、仲間のラジオ屋ジミイ(K・グリフィス)に国外脱出の援助を頼みに出かけた。ジミイは女党員のアンナに相談、アンナは指導者のストリンガアに報告した結果陰謀の秘密を守るためウィリアムズは下宿で殺害されてしまった。警察は下宿を訪れたのがストリンガアであること、秘密が内務省の役人からアンナを通じて漏れたことをつきとめた。一方ジミイは自分の活動に深い疑いを抱き、悩みをアンナに打明けたのち、民衆の味方を以て鳴る国会議員のグラント・マンスフィールドの処へ相談に出かけた。グラントは地下運動の首領であったから、直ちに彼を本部の屋根裏に監禁させた。ジミイはそこで、陰謀団が発電所を襲撃する計画を聞き、短波でスコットランド・ヤードに通報中、中途でストリンガアに射殺されたが、軍塚、警察の一隊は発電所で壮絶な攻防戦を交えた末、一味を全滅させた。

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