雷雲

劇場公開日:

解説

「真珠」のエミリオ・フェルナンデスが、自らのオリジナル・ストウリイを以て監督に当った。潤色はマウリシオ・マグダレーノ、脚色はマニュエル・フォンターナル。撮影は「真珠」のガブリエル・フィゲロア、音楽はアントニオ・ディアス・コンデで、民俗歌謡を多数使用している。コルンバ・ドミンゲスとロベルト・カネエドを中心に、イスマエル・ペレス、マニュエル・ドンデ、「黄金」のアルチュロ・ソト・ランジェルらが出演する。

1948年製作/110分/メキシコ
原題:Pueblerina
配給:ペルメックス=NCC
劇場公開日:1951年1月27日

ストーリー

アウレリョは四年の刑を終えて故郷の村へ帰って来た。四年前、彼は恋人パロマを友人のボス、ジュリオに奪われ恋の鞘当ての喧嘩は傷害罪となって、彼は投獄されたのだった。今や母は既に亡く、家は荒れ果て、パロマはジュリオの子フェリペと二人で村外れの堀立小屋にかくれ住んでいた。そして村はジュリオとその兄弟のラミロとが牛耳っていた。アウレリョは堀立小屋を訪れてはパロマを口説き、平和な結婚をしようと願った。昔の過失を恥じて彼女は拒み続けたが、さすが次第にその心は融けはじめた。これを見たジュリオは心やすからず、ついにアウレリョとジェリオは賭けと競馬でパロマを争うことになった。勝利はアウレリョのものだった。しかし結婚式の夜、ジュリオ一派の勢いにおそれて村人は一人も祝いにやって来なかった。アウレリョは心に独歩を誓った。妻と、連れ子のフェリペとの三人の働きで、その秋アウレリョの畑は多くの実りを得た。村の相場はジュリオが不当に安く押さえているので、彼は他処へ収穫を売りに出た。ジュリオは、アウレリョの馬を射ち殺し、果てはアウレリョまでも殺し兼ねないほど激昂した。それを押えかねて村のシェリフはアウレリョに退去をすすめた。丹精こめた畑を捨て、一家は馬車に荷を積んで村を出て行った。村外れの原にジュリオとラミロが待伏せしていた。三人の間に烈しい果たし合いが行われ、ついにアウレリョは兄弟を倒した。雷雲の下、一家は更に馬車を駆って、いずこともなく去って行くのであった。

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