脱走部隊0013匹

劇場公開日:

解説

ガストン・ジャン・ゴーチェの小説を「虐殺の橋」のクロード・アキュルシンとルネ・アルディと「虐殺の橋」の監督クロード・ベルナール・オーベルが共同で脚色し、ベルナール・オーベルが監督した戦争アクション。撮影は「リオの嵐」のマルセル・グリニョン、音楽は「盗みのテクニック」のジョルジュ・ガルヴァランツが担当。出演は「地獄の決死隊」のシャルル・アズナヴール、「皆殺しのバラード」のダニエル・チェカルディ、ミシェル・ガラブリュ、ピエール・モンディ、マリア・ミンほか。製作はジョルジュ・シャロ。イーストマンカラー、テクニスコープ。

1966年製作/フランス
原題:Le Facteur S'en Va-t-en Guerre
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1967年7月4日

ストーリー

ティボン(C・アズナブール)はパリの郵便配達夫である。ちょっと間が抜けていて、おっちょこちょいだが、誠実で仕事熱心な男だ。ある日、パリの街角でインドシナ戦線から帰還したばかりの友人マスネ(P・モンディ)に出会った。ティボンは彼から戦場が結構楽しいことを聞き、従軍することにした。一九五四年四月のことである。ティボンが配属されたのは、ディアンドンに陣営を張る小部隊であった。仲間たちは荒っぽかったが、根は気のいい連中ばかりだ。ティボンは戦場の郵便配達夫を命ぜられた。着任早早、彼はクラパレード(M・ガラブリュ)の運転するジープで仕事に出かけたが、地雷に吹き飛ばされた。幸い軽傷ですんだ彼の世話にあたったのは、現地人の娘バン(M・ミン)だったが、ティボンは彼女にひとめ惚れしてしまった。退院した彼はある日の夕方、バンと再会し、恋を打ち明けた。やがてディアンドンの陣営が危くなり、部隊は後退することになった。カッサーニェ隊長(D・チェカルディ)指揮の小隊は途中ベトナム軍の攻撃にあい、大奮戦むなしく全員捕虜となってしまった。捕虜収容所の居心地はまんざらでもなかったが、カッサーニュはじめ皆が脱走を計画していた。総勢十三人、脱走は成功するかに見えた。だが最後の一人が発見され、激しい撃ちあいとなった。その時もたらされた講和成立の報も銃声に打ち消された。ティボンは運の強い男で、生き残った二人のうちの一人だ。以前、愛を誓いあったバンともすぐめぐり逢えた。そして何日か後、パリのシャンゼリゼ通りに、自転車で走るティボンとバンの姿が見られた。

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