必殺の歓び

劇場公開日:

解説

セルジオ・ソリーマとセルジオ・ドナーティの共同脚本をわが国初登場のセルジオ・ソリーマが監督したスパイ・アクション。撮影は「アトランティス征服」のカルロ・カルリーニ、音楽はアントニオ・ペレス・オレアが担当。出演は「荒野の決断」のスチュワート・グレンジャー、「虎は新鮮な肉を好む」のダニエラ・ビアンキ、「秘密大戦争」のペーター・ファン・アイクのほかジョルジア・モル、ジュリオ・ボゼッティ、ジャンニ・リッツォなど。テクニカラー、テクニスコープ。

1966年製作/イタリア
原題:Requiem Per Un Agente Segreto
配給:松竹映配
劇場公開日:1967年10月21日

ストーリー

モロッコの首都タンジールにある産業情報協会というスパイ・センターの活動を探っているアメリカ諜報機関は、この二カ月の間にブレッサールを含めて三人の諜報員を失った。犯人は何者とも知れなかった。そこで諜報機関はブレッサールの後任としてイギリスの冒険家ビンゴ(S・グレンジャー)をタンジールに派遣した。町でビンゴは、ノルウェー政府高官を暗殺した犯人ルーベック(P・V・アイク)を追っている諜報員エリック(G・ボゼッティ)から、ブレッサール殺しも彼の仕業に違いないといわれて驚いた。ルーベックはかつて、ユダヤ人殺害に一役買い、今も狂信的戦争愛好者に奉仕していた。一九六五年のロンドン空港飛行機爆発事件も彼の仕業で、政府高官を事故とみせかけて殺したのだった。またこの事件のただ一人の目撃者の女性カメラマン、エディス(G・モル)は爆発で両親を失い、犯人のルーベックを追っていた。ビンゴとエリックとエディスは協力態勢を整えた。そしてついに彼がグレゴリーという別名で情報協会の参謀格で暗躍していることをつきとめた。また殺されたブレッサールの妻エブリン(D・ビアンキ)も夫の復讐を果すためタンジールに来ていた。ビンゴのルーベック捜査活動は彼の周到な策略にあって困難をきわめたが、エリックの活躍でルーベックの組織の機密書類を奪った。ルーベックは機密をもらしたかどで上層部から殺されることを恐れ、自分の生命保護とひきかえにアメリカ諜報部への協力を誓った。その時ビンゴは彼から多額の契約金を受け取った。有能でありながら金で動く非情な男にも見えるビンゴをエリックとエディスはよく思わず、ルーベックを公正な裁判にかけようとした。だがそのためエリックは命を落した。激怒したビンゴは契約を破棄してルーベックを警察へ渡した。

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