暴力の恐怖

劇場公開日:

解説

ロンドン、イーストエンドに巣喰う不良少年群の生態を描く。「殴り込み戦闘機隊」のルイス・ギルバートがヴァーノン・ハリスと共同で脚本執筆の上、監督。撮影は同じくジャック・アシャー、音楽はランバート・ウィリアムソン。主演は「潜水戦隊帰投せず」の新進ジェームズ・ケニー、「夢去りぬ」のジョーン・コリンズ。

1953年製作/イギリス
原題:Cosh Boy
配給:BCFC=太平洋シネマ
劇場公開日:1956年10月31日

ストーリー

ロンドンの犯罪街イーストエンドに巣喰う不良少年コッシ・ボーイ達。その一人ロイ(ジェームズ・ケニー)は仲間を集めて皮袋に入れた鉛棒〈コッシ〉で婦人を襲いハンドバックを奪い取っていた。仲間のアルフイの妹レニイ(ジョーン・コリンズ)に目をとめたロイは、或夜デイトの帰りのレニイ達を仲間に襲わせ、自分が助けるふりをしてレニイを自分のものにした。ロイの母親エルシイが、自分の再婚問題に夢中になっているのを幸い、ロイは酒に賭博に益々無軌道ぶりを発揮、ピストルまで手に入れた。そのころ知り合ったボブ氏が、プロ・レス試合の会計をあずかるのを知ったロイは、売上げを奪おうと仲間と計った。レニイが妊娠したと訴えて来たが、ロイにはそんな事はどうでもよかった。いよいよ出発しようとする時、レニイが自殺未遂との知らせ。アルフイの冷たい眼に、無情なロイはお前がいなくてもいいと彼を残して立上った。やがて試合が始まりその朝ロイの母親と結婚式を挙げたボブが、売上げを入れた鞄を持って廊下にさしかかり、ロイ一味と大格闘。そこにかけつけたボブの助手を射倒したロイ達は、その音をききつけた巡査達に逃げ出した。家へ帰ったロイは母親に金を出せと脅かす。そこへレニイの母親が怒鳴り込んで来る。やがて帰って来たボブと、義父とは知らず格闘するうちに、ロイはウッド巡査部長とドナルドソン刑事に捕えられた。

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