戦争と女

劇場公開日:

解説

「戦火のかなた」のシナリオ・ライター、セルジオ・アミディのストーリーをヴラディミー娼婦」のマルセル・パリエロが監督を担当。撮影はマリオ・クラヴェーリ(「緑の魔境」)とジオルダニ、音楽は「ロミオとジュリエット(1954)」のロマン・ヴラド。出演はクローデット・コルベール、「埋れた青春」のエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、他にミルコ・エリス。

1953年製作/114分/フランス・イタリア合作
原題:Elisabeth
配給:東和
劇場公開日:1956年9月19日

ストーリー

エリザベス(クローデット・コルベール)は、ニューヨークから遥にイタリアの片田舎にある夫ヘンリイの米陸軍墓地に詣でた時、墓守の口から夫が死ぬ際に世話になった女が近くに住むと聞き、早速訪ねる。彼女はアンジェラ(エレオノーラ・ロッシ・ドラゴ)という貧しい田舎女。エリザベスはその家に泊った時、物置の中にエンリコという男の子が隠されているのを知る。この子が夫の遺児であることには疑いない。外出から戻ったアンジェラは、ヘンリイを独軍の手から守ろうと納屋へ隠したが、激しい空襲の最中で一度だけ結ばれたという。翌日彼は戦線突破を計って独軍に殺された。その唯一度の契りが、アンジェラを母親としたのだ。エリザベスはエンリコを自分の許に引取りたかったが、アンジェラは、母親の感情から承知しようとしない。エリザベスは、夫の遺骨やエンリコを引取ることをすべて諦めて、翌日、独り淋しく米国へ帰って行った。

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