ヘラクレスの怒り

劇場公開日:

解説

ジャンニ・シモネリとジャンフランコ・パロリーニの脚本を、ジャンフランコ・パロリーニが監督したスペクタクル・アクション。撮影はフランチェスコ・イザレリが担当した。出演はブラッド・ハリス、ブリジッタ・コーレイ、マーラ・ベルニほか。製作はエルネスト・ジェンティーリ。イーストマンカラー・トータルスコープ。

1964年製作/イタリア・フランス合作
原題:La Furia di Ercole
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1965年12月7日

ストーリー

豪勇の士ヘラクレス(B・ハリス)が放浪の旅からアルバドの街に帰ってきた時、街の様子はすっかり変っていた。親友だったシニア王はすでに故人となり、娘のクニディア(M・ベルニ)が女王となっていた。野心家メニスタスに操られるクニディアは、城砦建設のため苛酷な政治を行い民衆を苦しめていた。ヘラクレスはクニディアに忠告をあたえ、女王の気持も急速にヘラクレスに傾いていった。それをみたメニスタス一派はヘラクレス暗殺をさえ計画した。その頃ヘラクレスは、メニスタスの野心の犠牲となり、処刑される娘を助けてほしいと、女王の侍女からたのまれた。アルバドの街には、恐しい三つの試練をなしとげた勇士だけが、処刑される人間を救うことが出来るという掟があった。三つの試練とは、飢えたライオンと戦うこと、巨大なゴリラと戦うこと、片手を鎖でつないだまま怪力の男と決闘することである。ヘラクレスは見事試練にうちかった。逆上したメニスタス一派に追われたヘラクレスは、途中謎の一隊に出会った。彼らはメニスタスの圧政に戦う人々だった。ヘラクレスは彼らと協力して街を圧政から救う決心をした。忍びこんだ城内でメニスタスの罠にかかったヘラクレスを助けてくれたのは女王だった。その時、敵のなげた槍を背に受けた女王は、自分の統治が間違っていたことを告白して息をひきとった。ヘラクレスの怒りは爆発し、彼の恐るべき豪勇ぶりは、遂にメニスタス一派を完全に打ち破った。再び放浪の旅に出るヘラクレスを、アルバドの人人は感謝と賞賛の声で送るのだった。

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