恐喝(1964)

解説

「さよならパリ」のジャン・バレールと「悪い女」のジャン・シャルル・タケラの共同脚本(台詞は「太陽は傷だらけ」のポール・ジェゴフ)をジャン・ヴァレールが監督した犯罪サスペンス。撮影は「いぬ」のニコラ・エイエ、音楽は「軽蔑」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「シベールの日曜日」のハーディ・クリューガー、「二十四時間の情事」のエマニュエル・リヴァ、「ビリディアナ」のフランシスコ・ラバルなど。製作は「雨のしのび逢い(1960)」のロジェ・ドゥベルマ。

1964年製作/フランス・イタリア合作
原題:Le Gros Coup

ストーリー

サッカー選手フランク(ハーディ・クリューガー)は交通事故で相手を即死させ、競技出場を停止された。その上彼は、医者に無断で試合に出て膝を傷つけ、選手として使いものにならなくなった。その頃、彼のところへ保険会社のドルーアンが来て、交通事故は、即死したグランバルの妻クレマンス(エマニュエル・リヴァ)と彼女の恋人アルラン(フランシスコ・ラバル)の保険金目あての事故だとほのめかした。そして彼は二人をゆすろうというのだった。しかし数日後、ドルーアンは何者かに殺された。犯人を目撃したフランクはクレマンスを尾行した。そして犯人は彼女の恋人アルランだった。フランクは単独で二人を脅迫した。クレマンスはフランクの要求をいれ、一億フランを三回に分けて支払うといい、第一回目は無事にすんだ。二回目、金は持って来たが二人の素振りがあやしいのでフランクはクレマンスを人質として、ホテルを買うため出発した。いつしかフランクはクレマンスに心惹かれていた。三回目、フランクは罠に落ち、監禁されてしまった。クレマンスのフランクへの恋は芝居だったのだ。隙をみてフランクはアルランに跳びかかった。二人は格闘となり、クレマンスの射ったピストルは誤ってアルランを殺してしまった。翌日、残金を持ってきたクレマンスは、フランクの犯行のすべてを書いた供述書を弁護士に託し、自分が死んだ時、その手紙は開封されると語った。そして走ってきたトラックに身を投げた。

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