熱帯の魔境

劇場公開日:

解説

ヴェネゼラのホセ・ナタリオ・エストラダの長編叙事詩からアルベルト・デ・マルティーノの協力を得てエリア・マルチェリが脚色、自から監督したセミ・ドキュメント。撮影はオテロ・コランジューリ、音楽はシルヴィオ・リパリが担当した。出演は現地で探した素人。イーストマンカラー・ウルトラスコープ。

1963年製作/イタリア
原題:Settimo Parallelo
配給:松竹映配
劇場公開日:1965年3月13日

ストーリー

エンリケ少年(エンリケ・グズマン)は父親のいいつけで、何十キロも離れた叔父の家へ出かけた。途中、原住民の一団と出あい、その中のひとりアパリシオ少年と仲良しになる。原住民の一族はエンリケの父親がつかえる牧場主の保護を得て、牧場の一隅に集落をつくり平穏に暮すようになった。十月の乾燥期になり、湖沼も河川も乾上がり、放牧の馬や牛、キャピバラ、ワニや水蛇アナコンダも熱と喝きに死んでいく。つづいて雨期がくる。大洪水となり万物を浸し洗う。少年二人は春になっても大自然の中に遊び廻る。ある日、牧場が武装強盗団に襲われ、数百頭もの牛を盗まれた。少年二人はかつて森の中で密談していた男たちを犯人と睨んだ。数日後、また例の男たちを目撃、後をつけた。やはり彼等が犯人だった。エンリケは父親に伝えに帰ろうとして一味に捕まってしまった。盗賊団は逃亡計画を立てたが、スキを見たアパリシオにエンリケは助けられ原住民集落に急を告げるため先廻りした。盗賊団が集落を焼き払っておいて逃げるというのだ。二人の知らせで集落民は危難を逃れ、牧場主の加勢によって一味は捕えられた。南米ヴェネゼラに平和がもどったのだった。

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