クレージー・パラダイス

劇場公開日:

解説

オーレ・ユエの原作をボブ・ラムシングが脚色、ウィリー・ベルグ・ハンセンが演出した艶笑コメディ。撮影はヘニング・ベントセン、音楽はイブ・グリンデマンが担当した。出演は、ディアク・パッサー、オーヴェ・スプローエ、ハンス・W・ペーターセン、ギタ・ノービィほか。

1964年製作/デンマーク
原題:The Cragy Paradise
配給:東和
劇場公開日:1965年1月30日

ストーリー

デンマーク領トラング島は、教区委員長の後任選挙の真最中。モーテンセン率いる「人民党」は島民の無限の発展を公約し、アンジェラス(ディアク・パッサー)率いる「享楽党」は真実と愛による生活の享楽を公約。この島には鶏卵の強精剤という奇妙な名物がある。特にアンジェラスの父ソア(ハンス・W・ペーターセン)が愛用者で彼がこの卵を呑み奇声を発すると島中の女性が興奮するという。ところで彼は、最近この島に着任した牧師夫人エディタに夢中だが彼の奇声も彼女には通じない。選挙の日、モーテンセン一味のため演説の原稿を盗みとられたアンジェラスは、シドロモドロに演説する有様。形勢不利とみた「享楽党」は、ソアに卵をのませた。その結果「人民党」の大演説も空しく、「享楽党」が圧倒的勝利をおさめた。勢いに乗じてアンジェラスはトラング島のデンマークからの独立を宣言した。独立宣言が新聞に報道されると、本国政府は女性外務大臣ベルタを派遣した。一方アンジェラスは、選挙で公約した愛の力を疑いだし自殺未遂を起す始末だが、雑貨屋の娘に励まされ、初めてのんだ卵で急に生き生きとしてきた。牧師夫人への片思いで意気消沈しているのはソアである。「享楽党」の参謀シモンは一計を案じ、牧師夫人をベルタ外相の話し相手としてホテルに呼びよせ二階の寝室でソアに奇声を発させることにした。ところがその声の聞こえた時、牧師夫人が帰った後で、ソアの寝室にやってきたのはベルタ外相であった。彼女が本国へ帰る日盛装したソアが一緒だった。船が出る時、親譲りのアンジェラスの奇声が聞こえてきた。

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