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劇場公開日:

解説

「SOSタイタニック 忘れえぬ夜」のウィリアム・マッキティが製作した密告者と刑事のサスペンスドラマ。ダグラス・ウォーナーの小説“Death of a Snout”からアラン・ファルコナーが脚本を書き、「南海漂流」のケン・アナキンが監督した。撮影をレジナルド・ワイヤー、音楽にクリフトン・パーカーがあたった。出演者は「紳士同盟」のナイジェル・パトリック、「土曜の夜と日曜の朝」のコリン・ブレークリー、「年上の女」のデレン・ネスヴィット、他にマギー・ホワイティング、フランク・フィンレイら新人。

1962年製作/イギリス
原題:The Informers
配給:日本RKO
劇場公開日:1963年11月30日

ストーリー

ロンドンの銀行破りを逮捕するため、ジョノー刑事(ナイジェル・パトリック)は本部から厳禁されていた情報屋の密告者を使うことを決め、ジム(ジョン・カウリー)に情報収集を依頼した。ある銀行が襲われた夜、ジムはかねがね怪しんでいた売春婦のヒモ、ホイル(デレン・ネスヴィット)の手下が盗品の金袋らしい物を運んでいるのをみて、電話で密告した。ホイルは彼の密告を知り、自動車で轢き殺してしまう。ジムの死を聞いたジョノーは怒り、彼の弟チャーリー(コリン・ブレークリー)に犯人逮捕の協力を求めたが、彼は自力で兄殺しに復讐するという。一方、ホイルはメイジー(マギー・ホワイティング)という情婦を使い、ジョノー刑事を彼女の部屋におびき寄せ、その留守に刑事の部屋に札束を隠した。匿名の手紙を受け、刑事の家を捜索して札束を発見した警視はジョノーも事件に関係ありと逮捕、解職処分にした。このことを知ったチャーリーは、ホイルの裏面工作を嗅ぎ出し、メイジーを白状させて監禁した。また、妻の計いで保釈出所したジョノーはチャーリーを訪ねるが、ホイルに復讐の殴り込みをかけようとしていた彼等に監禁された。だが、辛うじて脱出した刑事はチャーリー一味の襲撃を警察に知らせ、ホイルのアパートに急行した。彼が現場に着いたときはホイルもチャーリーも、彼等達の凄絶な争いに死をとげたあとで、仲間の一人が金の入ったトランクを持って逃げようとするところ、ジョーはその男を逮捕、見事汚名を打消し同時に昇格を約束された。

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