奇襲ゼロ攻撃隊

劇場公開日:

解説

第二次大戦開始直後にドイツ軍に武力占領されたユーゴ民衆の、反ドイツの戦いをテーマにしたアクションドラマ。監督のジカ・ミトロヴィッチは本邦初。撮影を「隠し砦の鬼隊長」のブランコ・イワトヴィッチ、音楽をボヤン・アダミッチ、脚本はパレチザン戦記録からスラブコ・ゴールドスタインが、それぞれ担当した。出演は「隠し砦の鬼隊長」のアレクサンダー・ガブリック、同作のマリヤ・トチノスキー、「夕焼けの戦場」のバタ・ジボイノビッチの他、ミア・バロー、トンコ・ロンツァ、イワン・サヴィッチなど。黒白・ディアリスコープ(シネスコ)サイズ。

1962年製作/ユーゴスラビア
原題:The Signal
配給:松竹映配
劇場公開日:1964年2月15日

ストーリー

一九四一年、ドイツ軍の占領下にある北ユーゴの中腹に、三十人弱のドイツ兵に変装したパルチザンの小隊がいた。その日の夕方、ランコ(アレクサンダー・ガブリック)は街に潜入していた部下から、情報組織の二人が今後の作戦に来る途中、秘密警察に車を転覆させられ、病院に担ぎ込まれたという連絡をうけた。翌朝ランコの率いるパルチザンの小隊は、検問所を巧みに通って、市立病院へ乗り込み、皆を監禁した。女医のディンカ(マリヤ・トチノスキー)がランコの恋人だったことは、組織の一人を彼女の医師としての権限で、心を配ってやることが出来たことでも不幸中の幸いであった。また、秘密警察本部に連行されたもう一人の負傷者は、医師達と約束した時間には帰されず、ランコ達は断念して病院を逃れた。その直後、秘密警察本部は、病院の受付け係からドイツ軍一小隊の不審な行動を知らされ、色めきたった。情報は軍司令部にまで伝えられた。パルチザン小隊は、追跡を察知しながらも行進を続けた。だが、街はずれの橋にきたとき、小隊は阻止され、ランコはその窮地を乗りきろうと努力したが、その不可能を悟り、ドイツ軍との烈しい戦斗を余儀なくされた。ランコ達は橋に爆薬を仕掛けることに成功、ドイツ兵達が雪崩のように橋の中ほどにさしかかったとき、轟音と共に橋は爆破した。

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