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解説

スペイン内乱を背景にしたロマン。アンリ・フランソワ・レイの原作小説をアンリ・フランソワ・レイ自身とジャン・ジャック・ヴィエルヌが共同でシナリオ化したもの。監督はこの作品が三本目の映画に当るジャン・ジャック・ヴィエルヌ。撮影をレイモン・ルモワーニュが受けもっている。出演するのは「怪人マブゼ博士(1960)」のペーター・ファン・アイク、新人ダリア・ラヴィ、ローラン・ルザッフル、ヘルモ・キンデルマン、アンリ・ル・モニエ、アンヌマリー・コフィネなど。製作はジョゼ・ベナゼラフ。

ストーリー

一九三六年のスペイン内乱時代。共和政府と人民戦線側を援助する国際義勇軍の中にジョルジェンコ(ペーター・ファン・アイク)はいた。彼はロシアの赤色革命に一度は加わりながら反発し、ベルギーに亡命していた男である。が、右翼反乱軍に対し全世界の民主々義者を集めたはずの国際義勇軍も内部ではいろいろな主張をもつ者たちが反目しあっていた。共産主義者、トロッキスト、無政府主義者などは互に相手を理解しようとしなかった。ユダヤ人故に参戦を許されず自殺した老人をみたジョルジェンコは酒に酔いしれた。そして先行した部隊をおいかける途中、アメリカ新聞社パリ支局長カンクの秘書であるナタリー(ダリア・ラヴィ)と知りあった。二人はたちまち激しい恋におちた。だが、ジョルジェンコは前線に出発した。戦いは激烈をきわめた。親友ナンチーニ(ローラン・ルザッフル)は反乱軍に捕えられ、両眼をえぐりとられた。人民戦線側は罪もないドイツ人捕虜を報復として射殺した。そんな時、ナタリーから手紙がきた。ジョルジェンコは上司フレデリクの許しをえて一週間の休暇をナタリーと過ごした。恋を得た彼はナタリーと共にフランスへの脱出を計画した。トロッキスト陣営の人間が手引きをしてくれた。しかし一行は国境寸前で無政府主義者一派に捕えられた。ロシア名前をもつジョルジェンコは、共産主義者とみなされて投獄された。そして地主や牧師らとともに銃殺の宣告をうけた。狂気のように無政府主義者をののしりながらジョルジェンコは射殺された。愛する男の死を知ったナタリーも、やがてその後を追った。...

作品データ

原題 La Fete Espagnole
製作年 1961年
製作国 フランス
配給 映配

提供:株式会社キネマ旬報社

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