バベット戦争に行く

劇場公開日:

解説

第二次大戦中にイギリス軍が女性を使って、ドイツ軍司令官を拉致し、味方に貢献するという戦争映画。オリジナル・シナリオをラウール・J・レヴィと「絶体絶命(ピンチ)」に出演したジェラール・ウーリーが書き、「空と海の間に」のクリスチャン・ジャックが監督した。撮影は「月夜の宝石」のアルマン・ティラールが担当。出演は「私のお医者さま」のブリジット・バルドー、「危険な曲り角」のジャック・シャリエ、他にイヴ・ヴァンサン、ロナルド・ハワード、ハンネス・メッセマー等。製作ラウール・J・レヴィ。

1959年製作/フランス
原題:Babett Goes to War Babette s'en va-t-en Guerre
配給:コロムビア
劇場公開日:1959年10月3日

ストーリー

一九四〇年、フランスの英仏海峡一帯は、連日ドイツ軍の空襲をうけていた。戦火を逃れる避難民の中にバベット(ブリジット・バルドー)がいた。彼女は保育園で育った孤児で、戦争のため奉公先から避難先のトレポールに急いでいた。トレポールもいまや危険にさらされていた。親切な人の世話でバベットはイギリス行の船にのることができた。彼女はロンドンに向う途中、ジェラール(ジャック・シャリエ)とルイという二人のフランス青年と知りあった。バベットはジェラールの紹介で自由フランス軍の本部に行きそこで働くことになった。バベットはジェラールが好きになった。彼は気がつかなかった。空襲は烈しくなるばかりだった。ある日、本部にイギリス軍司令部のフイッツパトリック少佐がきた。彼はドイツ軍のイギリス本土上陸を妨害するために、ドイツの攻撃計画に参加している将軍の一人を捕虜にしようという計画を語った。そこにバベットが入ってきた。彼女をみた少佐は、イギリス本土攻撃の大立物フォン・アーレンバーク将軍の恋人ヒルダにそっくりなので驚いた。少佐は彼女をヒルダに仕立て将軍を捕え、ドイツ軍の計画を変更させる案をたてた。落下傘特別攻撃隊の猛訓練が始った。バベットとジェラールをのせた飛行機がドーバー海峡を越えた。降下は成功した。ジェラールは自分の母親の住所を彼女に書置いて先に降りた。後につづいたバベットは彼とはなればなれになり、汽車でパリに向った。同席したドイツ軍のハインリッヒ中尉が彼女に惹かれ、ホテルの番号を教えた。バベットは彼に電話した。それが盗聴され、ゲシュタポ隊長シュルツのところに連行された。隊長はアーレンバーグ将軍の身辺をバベットに探らせて、隊長はバベットと将軍を会わせる芝居を仕組んだ。彼女はジェラールと両親の家で久しぶりに会い、田舎の料亭に将軍を呼んで捕える相談をした。隊長はバベットと将軍の電話から、彼女の正体を見破った。部下が料亭を急襲した。ジェラールもバベットの応援にかけつけた。危機一髪で、将軍を連れたバベット達はイギリスへ脱走することができた。任務を完遂したバベットとジェラールはめでたく結ばれた。

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