昨日の敵

劇場公開日:

解説

第二次大戦のビルマ戦線を舞台にした戦争映画。ピーター・R・ニューマンが脚本を書き、「銀の靴」のヴァル・ゲストが監督、撮影はアーサー・グラントが担当。主演は「スピードを盗む男」のスタンリー・ベイカー、「二都物語」のレオ・マッカーン、ゴードン・ジャクソン等。製作マイケル・カレラス。黒白メガスコープ。

1959年製作/イギリス
原題:Yesterday's Enemy
配給:コロムビア
劇場公開日:1959年7月12日

ストーリー

一九四二年、ビルマ戦線では連日の日本軍の猛烈な攻撃で英軍は撤退をつづけていた。多くの負傷兵をかかえたラングフォード大尉(スタンリー・ベイカー)の一行も、密林の難行軍にあえいでいた。通信機は沼に落ちて故障、死者はそのままに放棄した。一行が原住民の集落をみつけた。突然、日本軍が射ちかけて来た。負傷者が続出して、ラングフォードは陣容を立直すため後退した。激戦の未、集落を占領した。スパイの男を捕え、戦死した大佐の遺体から、日本軍の配置、行動図が発見された。日本軍は大佐を捜索するために、集落の近くにやって来た。ラングフォードは、スパイから得た情報を本部に至急連絡しようとした。通信機はまだ直らない。連絡隊が選ばれ出発した。が、待伏せた日本軍のために全滅した。日本軍の急襲を知ったラングフォードは、集落外におびき寄せて攻撃する作戦をたてた。激しい肉弾戦が展開された。多勢に無勢でラングフォードは遂に降服した。彼は部下の将兵をみて、彼等を救おうと考えた。監視のスキをみて、ラングフォードは通信機に飛びついた。が、警戒の哨兵に射殺されてしまった。勇敢な彼の行動に感激した山崎少佐は、彼の遺体を手厚く葬った。

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