モスクワ・ボリショイ・サーカス サーカスの芸人たち

劇場公開日:

解説

先ごろ日本にもその一隊が来演した、ソ連国立ボリショイ・サーカスの、五千名に及ぶ団員をもって、次々と展開する妙技を、レニングラードとモスクワの実際公演のさい記録した記録映画。V・コミサルジェフキーとL・クリスティの台本にもとづきL・クリスティが監督し、I・グウトマン、P・ルサーノフ、V・ウォロンツォフの三人が撮影した。作曲はD・リヴォフ・コンパネーエツ。製作顧問にE・クズネツォフが加わり、日本語版解説財前和夫。空中サーカスに人工衛生や宇宙旅行の感じを現わしたものが多く目につき、ソ連最高の喜劇俳優を集めた道化役の演技からは、ロシア演劇の伝統がうかがえる。

1957年製作/ソ連
原題:Artists of Circus
配給:大映
劇場公開日:1958年7月19日

ストーリー

「サーカス列車」ウラジミル・デューロフがみせる、彼の祖父の発案になるというだし物。彼の運転する列車に、色々な動物が、お客として乗りこんでくる。「猟師の夢」同じくデューロフの、ハト数十羽を使っての道化芝居。「曲乗り馬術」ソ連曲乗馬術の創始者アレキサンドル・セルジの一座の離れわざ。「サーカス・リングのアクロバット」戦争中飛行機乗りだったウラジミール・ドヴェイコの一座の曲芸。「竹馬のトンボ返り」アレクサンドル・サジェネフ一座がみせる、数メートルの高さの竹馬をはいてのトンボ返り。「アクロバット・バレエ」四人の美女、ディオムキン一座が演じるバレエ。「青いトンボの離れわざ」空中の金属製のブランコを使ってブブノフ一座の三女性が演技する。「竿の上の軽業」一人の男の肩の上にたてた竿の上で、二人の男女が示すボロヴネフ一座得意の曲技。「シーソーのアクロバット」ベリヤコフ一座の円心力を利用したブランコ式シーソー曲芸。「トラの曲芸」シベリヤ産の巨大なトラ五頭を使っての、女猛獣使いマガリータ・ナザロワと、調教師コンスタンチノフスキーの危険なだし物。「コーカサスの綱渡り」ツオークラ出身、アバカーロフ一座の綱わたりの名技。「馬のレビュー」美しいマンジェリ夫人一座の白馬のレビュー。「円天井下の飛行」リディアとボリスの両レワンドフスカヤが演じる空中サーカス。「空中の道化」アナトリー・ヴャーゾフ一座の、空中サーカスのスリルと道化芝居のミックス。「生きている彫刻」戦争で片腕を失ったレオ・オシンスキーの、回転する台の上で演じる人体造型美術。「空中の回転台」ヴォルジャンスキー親子一座の空中曲芸。「奇術」奇術界の第一人者レズニックの芸と道化役者カランダーシュのお笑い。「公園にて」カランダーシュ他の人々が演じる道化劇。「馬上の曲芸」オペラ歌手で曲芸師のニコライ・オリコヴィエフの馬上の名技。「クマの珍芸」ヴァレンティン・フィラトフと十七頭のクマの珍芸番組。「道化芝居」道化役者オレグ・ポポフの十八番芸のかずかず。こうして多彩な番組がスクリーンにくりひろげられる。

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