宇宙原水爆戦 人工衛星X号

劇場公開日:

解説

人工衛星を扱った科学劇映画。ジョン・メイサー、J・T・マッキントッシュ、エディス・デルの三人による共同脚本を英国映画の新鋭ポール・ディックソンが監督した。撮影は「チャタレイ夫人の恋人(1955)」のジョルジュ・ペリナール。主演は「アンナ・カレニナ」のキーロン・ムーア、「大いなる希望」のロイス・マックスウェル、「魔人スヴェンガリ」のドナルド・ウォルフィットなど。

1957年製作/スイス・イギリス合作
原題:Satellite in the Sky
配給:NCC=エイショウ・トレイディング・カンパニー
劇場公開日:1957年12月14日

ストーリー

サンダー・ヒルのロケット研究所で人工衛星ロケット“スターダスト”号を発射する計画が記者団に発表されている。--翌日、マイケル(キーロン・ムーア)を機長に機関士ラリー、テレスクリーン技師ジミーの四人は、最新式の原爆トリトニウム爆弾を“スターダスト”号に積込み、地球の引力の届かぬ地上数百キロの空間で爆発させるために加わったメリティ教授らを乗せてロケットは地球を後にした。ところが間もなくマイケルは、機内に一人の女を発見した。それは昨日、彼が“スターダスト”号を見せに連れて歩いた女流記者キム(ロイス・マックスウェル)だった。彼女は特ダネをつかむため機内に忍び込んでいたのだが、この行動にマイケルは計画全体に支障を来すものと激しく怒った。が、地上千数百キロに上昇した今では如何ともしがたかった。一方、同乗のメリティ教授は、原爆爆発計画を乗員たちに説明した。原爆には、機を離れてから一定時間後、爆発するようタイム・スイッチが仕掛けてあり、その間に機は地球に帰りつくことになっているというのだ。やがてマイケルは原爆を放し、エンジンを逆に回し機を地球へと向わせた。ところが一大事、原爆は機の後についてきてしまった。地球の引力が作用しないこの地点では、“スターダスト”号と原爆の質量が相互に作用して引合っているのだ。このまま放置すれば定められた午後九時には原爆もろとも機は吹飛んでしまう。危機は直ちに研究所へ報告された。“スターダスト”号では、教授とレフティが宇宙服を着て機外へ出、引離しを図ったが空しかった。マイケルは原爆もろとも宇宙に散り果てようと決心した。が、乗組員は反対した。教授とレフティは再び機外に出、一身を犠牲にして原爆を引離そうとした。やがて午後九時、全人類注視のうちに、二人の英雄的行動に原爆は機を離れて爆発、“スターダスト”号の計画は成功した。

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